決め打ち
ネトウヨ君が、
西へ旅立って行った。
とりあえず、
ロの付く賢者様を、
探してみるつもりらしい。
地球防衛軍構想を唱える
ロの付く賢者様と、
卵かけご飯の研究をなされた
『ロ~賢者』様に、
繋がりが有るのか?
不明だが。
資金の方は、
スポンサーから出るらしい。
やはり、
集団的自衛権は、
商売の香りがするようで。
必ず儲かる
と、
踏んでいるのだろう。
その、
商人達だが。
ほくほく顔である。
六天魔王が敗れたため、
さらに、
戦火が拡大したから。
山岳国が、
信長包囲網の
三ヶ国同時進攻を、
跳ね退けた時は、
同調者が出た。
信長包囲網加盟国の外側の
魔王達が、
内側へ、
攻め入った。
真田の親父の
遠交近攻策に乗って、
信長包囲網加盟国叩きを、
している。
でも。
その戦いの火元である
山岳国が、
負けてしまったため、
さらに外側の魔王達まで、
参戦したようだ。
六天魔王が、
勝つと、
味方が増え、
負けると、
敵が増える。
こんな、
単純な図式になっている。
その六天魔王からの手紙を、
商人達が、
運んで来た。
内容は、
当然、
商人達の利益を、
生み出すものである。
金を貸してくれ
だった。
異世界最強国家
ガタニーの反撃に対抗するため、
軍備を、
増強したいのだそうだ。
担保として、
魔王のコアを差し出す
と、
書いてある。
まあね。
ガタニー軍が、
山を越えて、
山岳国入りすれば、
彼は、
魔王を続けられなくなる。
その可能性が、
高いだろう。
魔王のコアに固執する
意味は無いかも?
私としては、
あの人の進行を、
六天魔王が止めてくれれば、
ラッキーなのだが。
でも、
たとえ、それに成功したとしても、
山岳国に、
利益は生まれない。
つまり、
借金は、
返せない。
結果的には、
私が費用を出して、
ガタニー軍と、
戦ったことになってしまう。
それに、
「金さえ有れば」
という発想では。
それって、
現実についていけない人達の妄想
なんだよね。
現実についていけない人達って、
リアリストを夢見るんだけど、
「金で解決する」
に、
現実的な響きを、
感じるらしいんだよね。
でも、
今度、対戦する
あの人には、
そんなんじゃ、
通用しないから!
金が無くても解決できる
能力が、
最低でも、
必要だよね。
まあ、
相手が、
あの人でなくても、
「金さえ有れば」
の話には、
係わらない方が、
賢明だろう。
六天魔王もさ。
敵国Cの魔王のように、
敵前逃亡を考えれば、
良いんだよ。
金に余裕が有る内に、
逃げちゃおう。
その敵国Cの魔王だが。
こちらも、
情勢が変化したらしい。
商人間の噂では、
敵国Cの魔王が、
領土をぶん投げたら、
敵国Bの魔王も、
続くのでは?
と、
見られていたのだけれども。
敵国Cの魔王をイジメていた
魔王達が、
今度は、
自分が攻撃される
立場になった。
そこで、
敵国Cの魔王は、
俄然、
やる気を盛り返したらしい。
そんな事を考えていたら、
真田幸村が報告に来た。
山岳国に、
ガタニー軍が現れた
そうだ。
早い!
早過ぎる!
さすがは、
あの人!
私の中では、
ガタニーに、
あの人がいるのが、
すでに、
確定事項になっている。
そう、
決め打ちしていかないと、
とても、
あの人には、
対応出来ない。
もう、
六天魔王が滅びる
の、
一点張りで、
良いだろう。
となると、
真田の親父だけでも、
救出しておいたほうが?
その辺を、
真田幸村に仄めかすと、
彼も、
同じ考えのようだ。
真田一族、
私は嫌いなんだけど、
仕方がないよな。
共産主義魔王
異世界の魔王数、残り六十八。




