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走る衝撃

 山岳国が敗れた。


 異世界最強と目されていた

六天魔王が。


 彼は、

異世界で初めて、

他国の城を陥落させ、

領土を手に入れた

魔王である。


 信長包囲網を形成されて、

本国に退いたが、

三ヶ国同時攻撃を跳ね返したため、

それも、

適切な作戦

と、

評価されている。


 しかし。


 あの、

真田の親父が、

敗走するとは!


 江戸幕府二代目将軍が相手でも、

一歩も引かなかったのに。

しかも、

業火のブレスを吐く

魔物もいたはずだが。


 嫌な予感しかしない。


 そこで、

対策会議が、

行われた。


 出席者は、

土方歳三、真田幸村のホストコンビ。

情報担当の

福沢諭吉。


 冒険者ギルドを代表して、

女勇者。


 朝鮮砦からは、

道糞。


 南方国の代表者は、

何と、

ゴブリンの勇者だった。


 ゴブリンの勇者、

タカアキラーは、

心技体を兼ね備えた、

傑物である。


 異世界の現地人の中で、

最も優れているのが、

朝鮮の英雄、

道糞だとすれば、

彼は、

天然の魔物の中では、

最高峰であろう。


 南方国へ派遣されて、

まだ、

日が浅いのに。


 もう、

浪人連中を、

まとめ上げた

ということか?


 彼の類い稀なる人徳が、

浪人に堕ちた

人々の心を、

魅了したのか?


 いずれにせよ、

危険過ぎるほど、

有能である。


 そして、

何故か?

魔女王も、

加わっている。

西太后を、

サポーターとして、

従えながら。


 ああ、

こんな感じで、

じわじわと、

全てを乗っ取られるんだろうな?


 男の人生なんて、

こんなものだ。

女に捧げるために有る。


 話はズレたが、

会議の内容は、

「ガタニー」 = 異世界最強国家

だった。


 女勇者から、

敵国A、

つまり、

ガタニーの地理的条件や、

自由都市の説明が、

なされると。


 ガタニー強し


 という感が広まった。


 戦争なんて、

結局、

経済力で強さが決まる。

ガタニーの、

広大な平野や、

豊かな水が、

ガタニーを、

異世界最強国家たらしめている。


 そんな、

認識が共有された。


 でも、

特に注目されたのは、

やはり、

真田の親父が負けた事である。


 それが、

誰でも、

気になるようだ。


 私も、

ただ、

転移して来ただけで、

魔王になれた

元日本人が、

そんな凄い知将だとは、

とても、

思えない。


 となると、

考えられるのは。


 ガタニーの北側は、

海になっている。

その中に、

島が有って、

ダンジョンが有る。


 今までは、

その島との交易が、

ほとんど行われていなかったのだが。


 ここで、

一つの仮説が生まれた。


 異世界が、

戦国時代に突入すると、

武器や魔物の素材の供給源の

価値が高まった。


 ガタニーの魔王は、

その島との貿易を、

始めてみると、

偶然、

お宝を手に入れた。


 英雄召喚の。


 それで、

あの人が呼び出された。

日本人なら、

誰でも知っている

あの人が。


 あの人に、

驚き、

喜んだ魔王は、

国名を、

「ガタニー」

と、

名付けた。

あの人に因んで。


 つまり、

敵国Aの国名が、

「ガタニー」に変わったのは、

某県に、

地形が似ているからではなく。


 この仮説に、

元日本人の出席者は、

誰も異論を述べないようだ。

あの人なら、

真田の親父でさえも、

凌駕するだろう。


 でも。


 そうだとすると。


 あの人が、

攻めて来るのか?


 確か?

あの人は、

前世でも、

領地の南側に有る

巨大な山脈を越えたんじゃ?


 困ったねえ。


 あの人自身は、

私のような平和主義者の国を、

侵略したりは、

しないだろうけど。


 あの人が配下に加わった

魔王は、

当然、

天下統一を目指すよな。


 共産主義魔王

異世界の魔王数、残り六十七?

 


 


 


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