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国家放棄

 ネトウヨ君が返って来た。


 親書を携えて。


 手紙は、

信長包囲網加盟国、

敵国Cの魔王からだった。

当然、

日本語で書かれている。


 内容は、

魔王を辞めたい

だった。


 敵国Cは、

同盟相手の魔女王に唆され、

悲惨な目に会っている。


 馬の産地である

東の魔王空白地帯に進出したところ、

周りに警戒され。


 集団リンチを喰らっている。


 イジメは、

耐え忍んでいるが、

気力が無くなったらしい。

このまま魔王を続けていても、

将来性が無い。


 国を捨てて、

とりあえず、

一休みしたいのだそうだ。

私の国へ来て、

異世界を堪能したいらしい。


 そのための資金が。


 魔物の素材、

武器や防具、

兵糧、

それに城まで、

買い取って欲しいのだそうだ。

どうも、

南方国の魔王から、

買い上げた時の事を、

知っているようだ。


 うーむ、

困ったねえ。


 私の国で、

お金を使ってくれるのは、

有り難いのだけれど。


 魔女王の相手で、

手一杯で。


 今日も、

その魔女王は、

私のところに挨拶に来た。


 前世で、

女と知り合いになると、

必ず、

毎日、やって来る。


 そして、

何故か?

私の事を詳しく知っていて、

いろいろと質問される。


 それに、

一言、答えただけで、

大爆笑してくれるので、

楽と言えば、

楽なのだが。


 実は、

女にモテるためには、

コミュニケーション能力は、

要らない。

全て、

女が独力で解決してくれるから。


 でも。


 これも、

困ったねえ。


 彼女の狙いは、

私なのか?


 やっぱり、

女は、

頭が良いよな。

欲しいものを、

無傷で手に入れようとする。


 私を籠絡さえすれば、

この国の実権を握れる。


 戦争などしなくとも。


 私の持っているものが、

全部、そのまま、

女のものとなる。


 男って、

本当に馬鹿だよね。


 自分も、

傷つき、

欲しいものまで傷つけて。

そんな愚かな方法が、

現実的だと、

狂信する。


 もっとも、

そのレベルの馬鹿は、

前世では、

人の上に立てないが。


 この異世界の魔王は、

転移して来ただけ

なので。


 話はズレたが。


 やはり、

戦争が不利になったら、

国をぶん投げるのが、

正解か?


 逃亡資金が残っているうちに、

逃げ出すべきだろう。


 手紙を読み終えたら、

ネトウヨ君から、

彼の本業についての

報告が有った。


 彼は、

今、

卵かけご飯を、

異世界で再現するため、

賢者様を探している。


 『ロ~賢者』を見つけ出して、

賢者様の下で、

修業かしたいのだ。


 その、

『ロ~賢者』に関する情報は、

得られなかったけれど。

同じ、

ロの付く賢者様の噂を、

聞いて来たそうだ。


 その賢者様は、

異世界の大陸の

西の方で、

布教活動をしているらしい。


 教えている内容は、

国連を作って、

地球防衛軍を創設しよう

の、

ようだ。


 前世の知識を持つ

ネトウヨ君の解釈なので、

何とも言えない部分が有るが。


 ただ、

商人達の支持は、

得られそう。


 後、

敵国Cの魔王のような

人達にも。


 現在、

異世界は、

乱世に突入中なので、

競争原理が働いている。

当然、

ごく一部の勝者と、

大多数の敗者が生まれ、

全体としては、

マイナスになる。


 つまり、

乱世は、

先細りとなる。


 三十年間、

ほとんど進歩しなかった

前世の日本では、

今でも、

競争原理を信奉している

愚か者が、

たくさんいるように。


 集団的自衛権を導入すれば、

軍隊を持つ価値の無い

弱小国も、

軍事費に無駄使いするだろう。


 ここで、

真田幸村が、

慌てて、

知らせて来た。


 山岳国軍が、

敗れたようだ。


 あの、

真田の親父が、

敵国Aから、

逃げて帰って来たらしい。


 共産主義魔王

異世界の魔王数、残り六十七?



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