ネトウヨ君の就職活動
ネトウヨ君が、
旅立って行った。
彼は、
一応、プロの工作員として、
諸国を漫遊している。
当然、
経費はスポンサーから降りるのだが、
それも、
下火になりそうな情勢である。
真田の親父の遠交近攻策と、
東の魔王消滅による
魔王空白地帯の
さらなる拡大。
それらに共なって、
完璧な戦国時代に、
突入してしまった。
しかも、
ダンジョンから、
魔物も、
溢れ出てしまっている。
それらのおかげで、
軍需品の需要は、
鰻登りだ。
もう、
工作員に金をかけなくとも。
前世の日本で、
憲法九条は、
アメリカから押し付けられた
と信じている
現実についていけない人達がいる。
戦争を遂行するのに
必要なものを、
捨てただけなのに。
戦後の日本で、
主戦論者がいなくなったように、
異世界の工作員も、
将来性が無さそうである。
彼の次の就職先は、
私のところで、
グルメをしてもらう。
それは。
「『卵かけご飯』が気になって」
と、
ネトウヨ君がボヤイた時、
同席していた
異世界人の道糞が、
『卵かけご飯』を知っていた
事に由来する。
道糞の話に依ると、
『異世界での卵かけご飯』
を研究していた
ロなんとか
という賢者の噂を、
聞いたことが、
有るのだそうだ。
朝鮮系の人々の間では、
話題になったらしい。
その、
『ロなんとか
という賢者』
も、
朝鮮系か?
と、
道糞に聞いてみたが、
わからないらしい。
ネトウヨ君も、
工作員に、いたかも?
と、
あやふやな情報しか。
そこで、
ネトウヨ君が、
探し出すことにした。
『ロ~賢者』を。
前世では、
私は経営者だった。
起業したい人間は、
だいたい、
目的業種に一旦就職する。
修行するだけなので、
全ての季節を経験出来れば。
可能なら、
取り引き先にも務めて、
内部事情を知っていると、
なお、
良い。
他業種を知っていると、
比較が出来るので、
自業種の理解が、
深まるし。
はたして、
ネトウヨ君は、
『ロ~賢者』に、
弟子入り出来るのであろうか?
相手が、
朝鮮系の工作員だったら、
ネトウヨ君と、
相性抜群なのだけれど。
違うような気が?
ネトウヨ君がいなくなって、
暇になったので、
昨日来た手紙の返事でも、
書くか。
魚のいない河の河口に
城を構える魔王から、
手紙が届いた。
もちろん、
日本語である。
内容は。
共同して、
自由都市を、
魔物の手から取り戻そう
だった。
そのために、
信長包囲網のよしみで、
他の魔王にも、
声をかけたそうである。
北側
↓
川
↓
→川→山岳国←川← ←川←山 敵国C
↓
大 山
河 ↓
↓ 河
↓
↓
大 山 ↓
河 河
西 ↓ 私の国 ↓ 東の国
側 山 自由都市
↓
河
↓
↓
魚のいない河
↓
手紙の主
北の山岳国には、
三つの川が流れ込んでいる。
その川沿いを通って、
信長包囲網加盟国が、
三国同時に進攻した。
真田の親父に、
蹴散らされたわけだが、
そのうちの一つ
敵国Cにも、
手紙を送っていたらしい。
内容は。
敵国Cに、
つまり、
信長包囲網同盟国Cに、
東の国を、
領有化するよう
依頼したそうだ。
手紙の主からしてみると、
北接する東の国が、
魔王空白地帯になってしまった。
自分で押さえたいが、
自国内に溢れる魔物相手で、
手一杯である。
そこで、
同盟国に来て貰って、
守って頂こうと。
ついでに、
自由都市へも、
援軍を。
虫の良い話なのだが、
人間、
誰でも、
そうだ。
ネトウヨが、
左翼は、
ダブルスタンダードだ
と、
よく批判する。
そんな事を主張しているから、
現実についていけない
というイメージを、
大人達に持たれてしまうんだよ。
さて、
では、
私も、
自分に都合の良い
返事を書く事にしますか。
共産主義魔王
異世界の魔王数、残り六十八。




