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豊作

 秋になった。


 と言うよりも、

既になっていたのだけれど、

巨大槍軍団に攻め込まれて、

そんな事を感じる

余裕が無かった。


 秋は、

収穫の季節で、

年貢が集まり出した。


 これも、

納税の期間だったのだが、

南方国と戦争中だったので。

農民達が、

どさくさに紛れて、

しらばっくれていた。


 でも、

巨大槍軍団が撤退してくれたおかげで、

ゴマカシが利かなくなり、

観念して、

拠出したようだ。


 今年も、

豊作だった。


 これも、

複雑な状況だ。


 ここのところ、

豊作続きだったため、

兵糧が余っており、

それが、

ネトウヨ君の軍事行動を、

引き起こした。


 戦争をやるのには、

金が要る。

食糧が要る。

豊かでなければ、

勝てないのだ。


 前世の日本は、

第二次世界大戦の時に、

多額の借金をして、

戦争を遂行したわけだが、

それは、

最初から、

アメリカに占領されるシナリオだった

事を意味する。


 もし、

アメリカが日本を支配していなかったら、

戦後、

返済不能に陥り、

大暴動が起こり、

収拾がつかなくなっただろう。


 GHQを悪用して、

問答無用で戦争は悪

という価値観を

国民に押し付け、

本来、国に貢献した立場の

債権者の権利を無視した。


 徴用工問題

なんていうのが起きるのも、

こんな事をしたから。


 話はズレたが、

豊作の最大の問題点は、

南方国に、

兵糧が補充されてしまった

事だろう。


 南方国は、

海に面した、

低地の国である。


 この異世界では、

前世の日本のように、

降水量が多く、

台風も来る。


 大河の下流域である

南方国は、

たびたび、

水害に見舞われた。

特に、

秋の収穫期に、

台風がやって来るのが、

痛い。


 それで、

南方国は、

元々、農業は振るわなかった。


 でも、

今年は、

台風が来て、

水害になった

という話は聞かない。


 南方国も、

豊作だろう。


 せっかく、

南方国の製塩業者が、

裏切ってくれて、

南方国の兵糧を、

盗み出せたのに。


 それに、

巨大槍軍団が私の国へ遠征し、

居座り続け、

その後、

西の内陸国を滅ぼした。


 相当な浪費が有ったハズだが。


 軍事費を無駄遣いした

という意味では、

山岳国も、

ネトウヨ城を陥落させ、

二国を運営し、

信長包囲網三ヶ国と対戦した。


 こちらも、

経済的には、

窮地に陥っていたハズだが。


 どちらの国も、

回復しただろう。


 ちなみに、

信長包囲網三ヶ国軍は、

真田の親父が、

追い払った

そうだ。


 もちろん、

業火のブレスを吐く魔物を使って、

敵の魔物を活動不能にした。


 ブレスを吐ける魔物は、

一体しかいないので、

真田の親父軍が、

三ヶ所の戦場を、

急いで、転戦した。


 そのおかげで、

山岳国方面を担当した

真田幸村のハイエナ作戦は、

成功したようだ。


 まあ、

私も、

戦闘を回避し、

南方国城の財産を、

盗めたおかげで、

赤字は、

間違い無く、

出ていない。


 それどころか、

ハイエナ部隊が、

各地から持って来た

回収品の再利用次第では、

黒字化するだろう。


 後は、

その再利用の仕方だが。

半魚人を作るのが、

良いと思う。


 ゴブリン程度の大きさで、

手足に水掻きが有り、

泳げれば。

鰓呼吸では無くて、

肺呼吸で十分だろう。


 亀の大型魔物の

補助として、

使うだけだから。


 そんな事を妄想していたら、

福沢諭吉が、

淀君からの手紙を、

持って来た。

淀君は、

巨大槍軍団が撤退した際に、

南方国の魔王の馬車に乗って、

一緒に帰って行ったのだが。


 手紙の内容は、

南方国城を、

私の魔物で、

包囲して欲しい

ということだった。


 共産主義魔王

異世界の魔王数、残り七十。




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