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和泉守兼定

 道糞が残していった戦利品は、

金目の物となると、

ほとんどが、

武器だった。


 兵糧も、

それなりに有るが。


 そう言えば、

ネトウヨ君が、

私の国に攻めて来た理由も、

豊作が続くから。


 戦争をする目的は、

食糧不足を補うため

みたいな事を言う人がいるけど、

現実的では無いよな。

そんなんじゃ、

敵に勝てるわけ無い。


 「欲しがりません、勝つまでは」

これも、

わざと負けるための、

標語だよね。


 南方国の

軍資金と兵糧を奪う事に

成功した。

これで戦争に勝った

かと

いうと、

商人達が貸すんじゃないかな?

高利で。


 南方国に、

戦いを続けさせるためにも。


 そして、

戦争が終わったら、

また、

商人達は、

私に言って来る。


 「正当な権利者に、

返還するように」


 南方国の魔王の

ほぼ全財産を、

私が、

戦利品として持っている。

この情報が、

商人達に漏れるだろうからね。


 私からも、

南方国の借金を、

回収しようとするだろう。


 ちなみに、

前世の日本の法律では、

私に返還義務が有る。


 全く、

面倒な展開になったよ。

道糞も、

これが嫌だったから、

戦利品全部を私に押し付けた。


 それにしても、

南方国の魔王が集めていた武器は、

日本刀に似ている。


 彼が日本人だからか?


 その中の一つに、

和泉守兼定

と書いてあった。


 模造刀か?


 これを見ちゃうと、

何故?

土方歳三が、

淀君襲撃事件の下手人役に選ばれたのか?

解るような気がする。


 南方国の魔王は、

土方歳三のファンだ。


 そのファンの耳に、

土方歳三を名乗って、

No.1ホストになった男の話が、

入ったら?


 そして、

土方歳三の名を使って、

淀君襲撃事件を起こした

と、

聞かされたら?


 南方国の魔王は貧乏だ。

戦利品も武器しか無い。


 英雄召喚のお宝のような

高額商品のことは、

商人達から、

教えてもらえなかったのだろう。


 まさか、

土方歳三が異世界に来ている

なんて知らないだろうし、

たぶん、

淀君の正体も、

気付いていない。


 その、

土方歳三だが。


 まだ、

明智光秀作戦から、

帰還していない。


 南方国落城を、

敵に伝える予定だったのだが、

もう、

相手の魔王は、

戦線から離脱している。


 強力な槍の軍団は、

残されたまま。


 土方が、

敵軍にわざと捕まれば、

ただ、

殺されるだけだろう。


 それを、

止めなければ。


 この役は、

志願兵が二人いた。


 西太后と女勇者だ。


 女勇者は、

ネトウヨ魔王のコアを破壊した

勇者パーティー三人を引き連れている。


 彼等は、

美容整形を担当してもらっているのだが、

女勇者が、

ホストで豪遊している関係で、

土方と面識が有るようだ。


 女勇者も西太后も、

土方に惚れている。


 どこかに潜んでいる

あの土方歳三を探し出す

なんて、

それこそ、

女の勘

じゃないと無理。


 こんなことを妄想していたら、

淀君が帰って来た。


 淀君は、

南方国城占拠軍の人質に

なっているのじゃないのか?


 淀君の話に依ると。


 南方国の魔王は、

やはり、

単独で、

私の国の戦場から、

戻ったのだそうだ。


 慌てた製塩業者達は、

時間稼ぎのために、

淀君を人質にして身代金を要求。


 それに対して、

南方国の魔王は、

金を用意するために、

その場を離れてくれたらしい。


 その隙に、

南方国城を空にして、

亀で、

私の城まで逃げて来た

とのこと。


 「本当に、

襲撃事件って、有ったの?」

と、

聞いてみたが、

彼女は、

笑って、

「有りましたよ」

と、

言うだけで。


 まっ、

女が本当の事を言うわけ無いか!

その笑顔に、

男は皆、騙される。


 ついでに、

南方国の魔王が、

どこに金策に行ったのか?

尋ねた。


 答は、ここ。


 つまり、

私の国で陣取っている

長槍部隊の馬車の中。


 共産主義魔王

次の戦争まで、さらに戦火拡大。



 


 

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