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六天魔王

 六天魔王と呼ばれているらしい。


 誰が?

というと、

山岳国の魔王だ。


 呼んでいたのは、

商人達だ。


 山岳国の魔王は、

桶狭間の戦いばりに、

奇襲を成功させ、

二国めを手に入れた

初めての魔王だ。


 ここが日本だったら、

何も問題が無いのだが、

異世界の商人達が、

何故?

織田信長を知っているのか?


 本人が、

そう名乗っている

としか、考えられないのだが?


 山岳国の魔王は、

織田信長のファンなのだろうか?


 でも、

それには、

違和感を感じていて。


 織田信長は、

大河の河口近く、

つまり、

海に面した低い平地出身の人である。


 そこの経済力を背景に成功した。


 それに対して、

異世界の六天魔王は、

周り中敵だらけの

山岳国を選択した。


 全く逆である。


 ネトウヨ君に確認したのだが、

やはり、

領地は選べたのだそうだ。

私は、

一番最後の魔王なので、

選択権が無かったが。


 海の近くは、

新鮮な魚も食べられるし、

隣接国の数も少ないので、

人気が有り、

残っていなかったのかも知れないが、

何故?


 六天魔王が二国めを手に入れた

と書いたが、

元ネトウヨ国は、

今現在こうなっている。


      北側


                山岳国


                 大

                 河     山


                   私の国 

  山              大

                 河                   

  元ネトウヨ

      国

                 大

                 河

   六天魔王     空城の計

      城        砦

                 大

西 中河  中河  中河  中河 河

          小山     大

                 河


                南方国


 元ネトウヨ君の居城には、

六天魔王が入城している。


 ネトウヨ君が用意した

三体の大型魔物は、

どうやって倒したのか?

まだ不明だが、

六天魔王軍が攻略したらしい。


 その後の入城の際に、

傭兵に扮した工作員が、

どさくさに紛れて、

コアだけ破壊したので、

城そのものは、

六天魔王の手に落ちている。


 問題は、

ネトウヨ君が、

空城の計のために、

大河と中河の交流地点に建てた

砦だが。


 南方国は、

この砦を奪ってしまうと、

六天魔王を刺激して、

戦争になってしまうので動けず、

六天魔王も、

空城のまま、

放置している。


 六天魔王は、

かなり苦しい状況のようだ。


 元ネトウヨ国という

新しい領土を手に入れ、

最初は期待されていたのだが。


 私の国にいた

義勇軍も、

大部分が彼の下へ流れて行った。


 私のところでは、

戦闘に参加出来なかったため、

出世の見込みが無いのだ。


 六天魔王は、

ネトウヨ国へ攻め入るため、

自軍を二分割し、

激戦の末、城を入手したが、

中身がゼロだったので、

戦力の回復が出来ない。


 集まった仕官希望者達も、

受け入れていないようだ。


 とても、

その状態で、

兵力を割き、

砦を押さえることは、無理。


 もちろん、

やれば、

南方国と緊張状態に陥ってしまう。


 六天魔王の人気は、

急激に落ちているらしい。


 その原因は、

やはり、

妬み対策がやれなかった

これだろう。


 前世では、

競輪選手なんかは、

レースで一着を取ると、

とりあえず、

ドリンクを配るらしい。

そのレースが、ビッグレースだと、

後に、

関係者を招いて、

盛大に祝勝会をやるのだとか。


 私は、

妬み対策を、

意識して、やったつもりなので、

一応、

隣の国に攻め込まれてしまった被害者

という立場になれているらしい。


 その被害者を救ったのが

六天魔王なのだが、

妬み対策の資金を用意して来なかったため、

今は、

侵略者として、

認識され始めている。


 こう考えると、

ほとんどの金を持って出陣した

ネトウヨ君は、

かなり優秀だったのか?


 こんな情報が、

商人達から、

もたらされたのだが、

最後に、

最悪の報告が有った。


 ネトウヨ魔王のコアを破壊した

勇者様御一行が、

私の城に、

すでに、

到着しているらしい。


 共産主義魔王

滅亡まで、あと十五日。


 

                   

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