女を戦場に送るのは
やはり、来るべきものが来たか!
これも、予想通りだったね。
もちろん、敵ではないよ。
その反対の援軍だ。
正確に言えば、
志願兵
というところか?
まあ、
来る
とは、思っていたよ。
ペリーの来航の時も、
日本の危機
とか大騒ぎして、しゃしゃり出て来た
吉田松蔭のような卑しい輩
がいたからね。
水戸藩も、この時に、
政治に口さえ出さなければ、
息子が将軍のままでいられたのに。
飢えた野心家は、
どんな餌でも、
チャンスだと思って、
飛び付くのだろう。
隣の国が攻めて来る
という噂が広まっちゃったからね。
それに、一番最初に反応したのは、
エルフの女達だった。
弓隊を結成して、
国の危機を救いたい
と。
エルフの女達は、
奴隷の売春婦
だからね。
交換条件は、すぐに想像が付くよ。
実は、
軍隊を作らないので、
金に余裕が出来たから、
その金で、
女の奴隷を買い漁ったんだ。
売春をさせるために。
高い金を出して、
エルフの美女を揃えた。
金儲け主義なら、
安い女を、少なめに用意する
のが、
鉄則だ。
男にとって、
女は生活必需品
だからね。
それが、最大の利益を生み出す。
でも、社会政策として、
売春をやらせているわけだから。
昔の知り合いに、
共産主義に憧れて、
中国に留学した
男がいた。
1980年頃だったので、
ソ連がまだ頑張っていて、見に行った。
結論から言うと、
「この地球上には、共産主義国家は存在しない」
と確信したので、
共産主義を実現するために、
日本に帰って来た。
中国の裁判所も見学に行ったのだが、
事件は全て婦女暴行
だったそうだ。
共産主義に近く、
経済格差が小さいと、
現実は、そうなっちゃうよね。
女からしてみれば、
経済格差が大きくて、
お金で何でも買える世の中じゃないと、
体を売るカイが無い。
私が目指しているのは、
格差の小さい社会
つまり、
誰でも人生に期待が持てる社会
言い換えれば、
正攻法が通用する社会。
これが最も発展するからね。
当然、
体を使って、のし上がろうとする女が減ってしまう。
奴隷に売春させなきゃね。
儲けを度外視して、
元手がかかるエルフの美女を揃えているのは、
一般女性に
妥協
してもらうためだ。
女が自由に男を選べたら、
大抵の男は、問題外になってしまう。
気に入る男が現れるまで、
待つだろう。
それでは、少子化になっちゃうよ。
社会を発展させるのは、無理だ。
人類の歴史の中で、
戦後の日本だけが、
女性不利
の状況が生まれた。
若い男が死んじゃったからね。
その人達が、子育て世代だった頃は、
日本は、
奇跡の高度経済成長だった。
男女比が元に戻ったら、
日本人は、
二度と、
同じ夢を見ることが、
出来なくなってしまったけれども。
自分よりも、若くて綺麗な女が、金で売っている
これよりも、
女性が嫌がる
ことは無いよね。
高望み出来なくなってしまうから。
これが、
売春は悪
と世界中で信じられている理由だ。
あっ!
そうだ!
くだらない妄想は止めて、
現実に目を向けなければ。
エルフの弓隊を作る話だっけ?
女を戦場に送るのは、
うーん、
そんなことをしてしまえば、
敵が、
やる気を出しちゃうよ。
共産主義魔王
滅亡まで、あと十六日。