表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/196

名君ネトウヨ

 ネトウヨ君は、

やはり、

日本人であった。


 彼に、

日本語で話しかけてみたのだが、

驚かれることもなく、

打ち解けて、

会話ができた。


 平和主義者だからねえ。

彼も予想していたのだろう。


 お互いに、

日本語を堪能出来た。


 彼の話に依ると、

彼は、

現実に付いていけないわけでは、

ないらしい。


 彼には、

五歳年上の兄がいて、

彼が小学生になった頃に、

その兄が不登校になったらしい。


 彼の兄は、

同級生だけではなく、

先生にまで、

イジメられていたのだとか。


 そのため、

両親の関心は、

全て兄へ向かっていたので、

彼は、

かなり自由だったらしい。


 兄が、

一日中、家にいて、

ゲームをしているか、

漫画を読んでいるか、

アニメを見ているか、

ネットをしているか、

だったので、

彼も、

自然と、

そういう生活になったのだそうだ。


 ただし、

学校には、

ちゃんと通っていたのだとか。


 中学生の時に、

ネットで、

従軍慰安婦はいなかった

とか、

南京大虐殺は無かった

というのを見て、

燃えたそうだ。


 高校は、

夜中にネットをするためだけに、

定時制に通った。

中学の時の担任に、

「お前の頭なら、

もっと良い高校へ行ける」

と言われたが、

そんなの、

どうでもよかったらしい。


 高校卒業後、

親戚の紹介で、

相撲の床山の弟子入りしたが、

続かなくて、

ブラブラしていたら異世界へ。


 彼の経歴は、

こんなところだが、

気になっていた事については。


 まず、

軍を、

私の城を攻める部隊と、

ネトウヨ城を守る部隊と、

南方を牽制する部隊の

三つに分けたのに、

何故?

あれだけの大軍で攻めて来れたのか?

だが。


 彼の説明に依ると、

彼の居城を守る魔物は、

三体だけだったらしい。


 例の五倍クラスの大型魔物三体と、

人間の傭兵で、

城を守るつもりだったらしい。


 確かに、

あのデカいモンスターに対抗できる

魔物を、

山岳国が用意した

とは、思えない。


 重量の有る魔物だと、

移動に時間がかかってしまい、

ネトウヨ君が、

引き返して来て、

挟み撃ちされてしまう危険性が有る。


 もし、

機動力の有る小型の魔物が攻めて来たら、

大型の魔物で止めて、

人間に、

弓で攻撃させる作戦を、

考えていたのだそうだ。


 結果論で言うと、

たった一日で、

城を落とし、

ネトウヨ魔王のコアを破壊出来たのだから、

山岳国は、

機動力重視なのは間違いない。


 傭兵が裏切った

とも考えられなくもないが、

山岳国は、

どうやったのだろう?


 次に、

南方を牽制する部隊だが、

これは、

空城の計を使ったのだそうだ。


 ミリオタらしい作戦だ。


 大河と中河が交わる

いかにも、

それらしい場所に、

砦を建てただけで、

兵は、

配置しなかったらしい。


 それで十分だったのだ。


 警戒されているところに、

わざわざ攻め込む日本人は、

そんなに、いないだろう。


 現実に、

南方国は、

何もしていないようである。


 そうやって、

浮かせた戦力を、

私の国攻略に注ぎ込んだらしい。


 兵糧は、

居城にちょっと置いただけで、

ほとんどの財産を、

持って来たようなのだ。


 私の城が落ちたら、

とりあえず、

その金で、

新しい素材を購入して、

機動力重視の部隊を作り、

それで、

私の国とネトウヨ国の二国を、

行き来する予定だったらしい。


 そのために、

道路を整備し、

橋も架けなければならないが、

領民の支持を得るため、

持って来た金だけで、

それをやる気だったのだとか。


 ネトウヨ君も、

領地取得後の運営まで考えて、

進攻作戦を考えたのだった。


 共産主義魔王

滅亡まで、あと十七日。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ