極秘作戦
ネトウヨ君と賢者様が、
帰って来た。
彼等は、
信長包囲網の生き残り
敵国Cの魔王の手紙を、
携えていた。
その内容は。
ガタニー軍が、
赤帝様に滅ぼされてしまったので、
もう、
魔王を辞めたい。
ソ連で隠居生活を送りたいから、
受け入れて欲しい
だった。
うーん。
ガタニー軍の
あの人は、
同盟国にも、
今回の軍事作戦について、
何も伝えていなかったのか?
敵国Cの魔王でさえも、
噂を信じて、
ガタニー軍が消滅した
と、
思い込んでいる。
だとすると。
打つ手が、
無いわけでもない。
魔女王に、
国連を創設させ、
そこに、
敵国Cの魔王を、
亡命させる。
戦争犯罪者の、
逃げ場所を創るのだ。
戦争は、
犯罪なんだよ。
負ければ。
敵国Cの魔王を、
私の国に、
入れるわけには。
そんな事をすれば、
敵国Cと敵対していた国々が、
それを口実に、
私の国に攻めて来る。
前世で、
日本のテロリストは、
海外に、
よく亡命したけど。
あれは、
日本政府が裏で繋がっていたから、
受け入れ国が、
有っただけで。
もし、
裏が無かったら、
誰も、
自国でテロリストを、
歓迎したりはしないよな。
当たり前だろ。
話はズレたが。
敵国Cの魔王が、
国連に逃げれば、
敵国Bの魔王も、
続くんじゃないかな?
敵国Bは、
同盟しているだけあって、
敵国Cと、
ほとんど同じ状況に置かれている。
隣に、
魔王空白地帯が出来たので、
そこに進出してしまった。
それを警戒されて、
近隣諸国に、
袋だたきに会っている。
敵国Cが逃げれば、
信長包囲網加盟国の中で、
孤軍奮闘状態になってしまう。
敵国Cの魔王と一緒に、
同盟している
魔女王の元へ
こういう展開に、
敵国Bは、
なるだろう。
そうなれば。
ガタニー軍は、
敵国Bの領土に、
現れるかも知れない。
奪うために。
二週間くらい前、
ガタニー軍の謎の女が、
ガタニーの魔王は、
敵国Bを欲しがっている
と、
言っていた。
案外、
本音なのかも?
ガタニー平野の中央を流れる
大河の上流は、
敵国Bだそうだ。
もし、
ガタニーが敵国Bを、
手に入れられれば、
大河の流域全体を、
支配出来る。
この異世界の文明、
通信手段や交通手段を考えると、
直接統治が可能なのは、
その辺が、
限界だろう。
仮に、
ガタニー軍が、
ガタニー平野の南側の
山脈を越えて、
山岳国を押さえても、
代官を立てざるを得ない。
希望的観測だが、
実は、
ガタニー軍の本命は、
敵国Bなのでは?
すいません。
内憂外患に悩まされているので、
こんな妄想をしてしまいました。
内憂が辛過ぎて。
昨日、
ゴブリンの勇者の涙を見た時、
負けを悟った。
自分には、
どうしても越えられない
壁が有る事に、
気付かされてしまって。
彼は、
喜びの涙を流していた。
道糞に利用された事を、
知っているのに、
道糞が生きていた
ただ、
それだけで、
泣いて。
魔女王も、
それを見て、
つられ。
その魔女王の姿を見た時、
『もう、
二度と、
魔女王が、
私のところへ訪れる事は、
無いんだな』
と、
妙に、
納得してしまった。
寂しくは、
あったが。
でも
今日も、
魔女王は、
やって来た。
もちろん、
嬉しくないわけでは、
無いんだけれども。
私は、
感情が複雑になり過ぎて。
自分を制御出来ない。
こんな時は、
この異世界で、
最も頼りになる存在に、
丸投げしよう。
前々から考えていた
極秘作戦を、
決行してもらおう。
共産主義魔王、
異世界の魔王数、残り六十七。




