六十一話〜紗雪と遥の初対面〜
PV100000、ユニーク20000突破しました!
有難う御座います!
7月9日(月)18時15分
部活が終わり、白山さんとグラウンドで話をしていた。
「白山、話したい事が有るから後で近くの公園に来てくれないか? 」
長野がやって来て白山さんにそう言った。
「うん。良いよ」
「有難う。白山が好きな野菜ジュースを買って待ってるからな」
長野がそう言うと、白山さんの目が輝いた。
「本当? 長野君、有難う! 」
そう言えば長野と白山さんは同じクラスだったっけ。
「どう致しまして。キャプテン、さよなら! 」
「長野、お疲れ様。また明日ね」
長野は僕に礼をすると走ってグラウンドを出て行った。
「星野先輩。長野君の話したい事って何でしょうかね? 」
白山さんが腕組みをしながら聞いてくる。
「何だろうね? もしかして告白とかかな? 」
僕がそう言うと、彼女は顔を真っ赤にしながら恥ずかしがった。
「こ……告白……」
「白山さんは長野の事をどう思ってるの? 」
白山さんに聞いてみる。
「長野君は私の事を気遣ってくれるのでとても優しい男子だと思います」
「そうなんだ。長野が聞いたら凄く喜ぶよ」
「えへへ……」
照れながら頭を掻く彼女。
「白山さんは好きな人とか居なかったの? 」
そう質問すると、悲しげな表情を浮かべた。
「好きな人……ですか……」
「あ……ごめんね。聞いちゃ駄目だったかな……? 」
「違うんです! 私は……」
白山さんがそう言った時、グラウンドにやって来た遥と目が合った。
「お兄ちゃん! 」
遥が走ってこっちへやって来る。
「部活お疲れ様。遥が此処へ来るなんて珍しいね」
「有難う。お兄ちゃんもお疲れ様! 野球部のマネージャーの女の子がどんな子か気になってね」
遥を見た白山さんが自己紹介をした。
「初めまして。新しくマネージャーになった一年A組の白山紗雪と申します。貴女は吹奏楽部に入部されていますね」
白山さんが言うと、遥は驚きの表情をする。
「そうだよ! どうして知ってるの? 」
「星野先輩が教えてくれたんです! 」
「成る程ね。言い当てるから超能力者かと思っちゃったよ。野球部のマネージャーになってくれて有難う」
笑顔で白山さんにお礼を言う遥。
「喜んで頂いてとても嬉しいです! 私の前にもマネージャーさんが居たのですか? 」
「うん。凄くクールで何でも完璧にこなしてた女性なんだよ。今度紹介するね」
寒川先輩の事だ。
「凄い人だったんですね。有難う御座います」
白山さんがそう言うと遥はスマホを取り出した。
「どう致しまして。Seinはやってる? 」
「勿論やってます! 」
白山さんも嬉しそうに鞄から自分のスマホを出す。
「私達、友達になろっか」
遥がそう言って自分のQRコードを白山さんに見せる。
「本当ですか? とても嬉しいです! 」
白山さんはコードを読み取って遥を友達に登録した。
「紗雪ちゃん、有難う。これから宜しくね」
「はい! 遥先輩! 」
僕は二人の会話を聞いて微笑ましく思った。
お読み頂きとても嬉しく思います!
宜しければ評価と感想、ブックマーク登録をお願い致します!




