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五十一話〜光の後悔〜

第二章に突入です

 



7月1日(日)10時


 「光ちゃん早く来ないかな」


 今日はお互い部活が休みなので一緒に遊ぶ事になった。


 遥も今日は休みだ。


 自分の部屋でソシャゲをしながら光ちゃんが来るのを待つ。


 それから10分後……


 ピンポーン


 インターホンが鳴った。



 僕は玄関に向かい、ドアを開けた。


 ガチャ……


 そこには光ちゃんが居た。


 水色のワンピースを着ていた。


 とても可愛い。


 「ごめん、カケちゃん。待たせた? 」


 「そんな事無いよ。さあ、上がって」


 「良かった。お邪魔します」


 光ちゃんと一緒にリビングへ向かう。



 「あ、光先輩。おはよう御座います」


 光ちゃんに気付いた遥が笑顔で挨拶をする。


 「は……遥ちゃん……。おはよう……」


 何故か怯えた表情を浮かべる光ちゃん。


 「光先輩、どうしたんですか? 」


 遥がキョトンとした顔をする。


 「遥ちゃん……。ごめんね……」


 光ちゃんの目からは涙が(あふ)れていた。


 その姿を見た僕と遥は驚き、立ち尽くしていた。


 「以前スーパーで会った時に酷い事言っちゃったから……」


 思い出した。丸黒で遥と一緒に買い物していたらたまたま光ちゃんと出会った時だ。


 そう言えばあの日以降光ちゃんは遥と会って無かったな……。


 「光先輩……」


 驚いた表情を浮かべる遥。


 「遥ちゃんの事を信用してないって言ってしまって……許して貰えるとは思ってないけど……本当にごめん……」


 光ちゃんはそう言うと遥に頭を下げた。


 「私は気にしてないので大丈夫ですよ」


 遥は笑顔で光ちゃんにそう言った。


 「許してくれるの……? 」


 「はい。ちゃんと光先輩がお兄ちゃんに別れた理由を話してくれたから良かったです」


 「遥は光ちゃんと復縁出来る様に協力してくれたんだよ」


 「え? そうだったんだ……」


 光ちゃんはもう泣き止んでいる。


 「はい。やっぱりお兄ちゃんには光先輩しか居ないと思ったので」


 そう言ってウインクをする遥。


 「遥ちゃん……。有難う」


 「いえいえ、改めてお兄ちゃんの事を宜しくお願いしますね」


 遥は光ちゃんに向かってお辞儀をした。


 我ながら本当に良く出来た妹だと思う。


 「任せて、遥ちゃん。もうずっとカケちゃんと一緒に居るから」


 光ちゃんが僕に抱き付いて来る。


 「光ちゃんの言う通りだよ。僕達はもう迷わない」


 僕も光ちゃんを抱き締め返す。


 遥はその光景を見て優しく微笑んだ。

 

 

 

 

 

 


 


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