三十七話〜新入部員〜
「カケちゃん、部活頑張ってね! 」
そう言って陸上部の練習場所に向かう光ちゃん。
「うん、有難う。光ちゃんも頑張ってね」
僕は光ちゃんに手を振った。
ウインクで応えてくれる光ちゃん。
嬉しくてやる気が出て来る。
皆が集まるまでグラウンドで待つ。
「よし、全員集まったな。お前達、新入部員の紹介が有るから聞いてくれ」
監督がそう話すと新入部員が自己紹介を始めた。
「皆さん始めまして! 俺の名前は長野道広と言います! 朝乃宮中から来ました! 」
長野と言う新入部員がそう言うと、急に周りが騒がしくなった。
「え⁉︎ マジかよ……。朝乃宮中って野球部がめっちゃ強い所じゃん……」
「何でそんなヤツが此処なんかに……」
他の部員達がそう話す。
「ええい! お前ら五月蝿いぞ! ちゃんと話を最後まで聞け! 」
監督の一喝で辺りが静まり返る。
「ポジションはピッチャーです! 皆さんと一緒に楽しく部活をやって行けたら良いなと思っています! 宜しくお願い致します! 」
長野がそう言って頭を下げると拍手が聞こえた。
パチパチパチパチ……
「よし、次の新入部員、紹介を頼む」
「え……? 」
僕はその新入部員を見て驚いた。
何故ならその人物は僕の知っている人だったからだ……。
「皆さん、始めまして! 私は白薔薇中学校から来ました。白山紗雪と申します! 中学生時代はソフトボール部に入部してピッチャーをやっていました! 野球部のマネージャーをやらせて頂きたいと思っていますので、どうか宜しくお願い致します! 」
割れんばかりの歓声と拍手が響き渡った。
長野の時とはえらい違いだな……。
皆のテンションが上がるのも無理も無い。
寒川先輩が卒業した為、野球部にマネージャーが居ないのだ。
白山さんがマネージャーになってくれるのか。
これからも楽しく部活が出来そうだ。
「以上で部員紹介は終了だ。お前達、練習開始! 」
監督のその一言で僕達は練習を開始した。
PV50000越え、ユニーク10000越えを達成出来ました
読者の皆様のお陰です
有難う御座います




