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十七話〜ドキドキの入浴〜後編



僕は身体を洗う為に、ボディタオルを手に取ってボディソープを付けようとした。


「お兄ちゃん、ちょっと待って」


「どうしたの? 」


遥に呼び止められ、僕は手を止める。


「私がお兄ちゃんの身体を洗ってあげる……」


「へっ⁉︎ 」


僕は唖然(あぜん)とした。


昔は遥と一緒に風呂に入っていた頃はよく背中を流して貰っていたが、身体中を洗って貰うのは流石に申し訳無い。


と言うか正直物凄(ものすご)く恥ずかしい。


「あ、洗うって僕の全身を⁉︎ 」


僕は焦りながら遥に聞いた。


「う……うん……そだよ……? 」


本気(マジ)ですか……。


全身は幾ら何でも不味い! 僕の大事な箇所とかを遥に洗わせる訳には行かないッ!


光ちゃんなら喜んでお願いするんだけど……ってこんな時に何を考えているんだ!


僕と遥が気不味い家族関係にならない為にも、何とか阻止しないと!


「お兄ちゃん? 大丈夫? 」


心配した遥の声が僕の背後から聞こえた。


「う、うん。僕は大丈夫だよ」


正直全然大丈夫じゃない。


さっきからずっと僕の背中を冷や汗が(つた)っている。


湿度が高いせいか、すぐに普通の汗に変わってしまう。


遥は僕が冷や汗をかいている事は恐らく分からないだろう。


「そっか、大丈夫なら良いけど……」


「遥、心配させてごめんね」


「気にしなくて大丈夫だよ」


「有難う」


僕は落ち着きを取り戻し、遥に言った。


「流石に全身は不味いから、僕が恥ずかしい所を洗うまで目を閉じててくれないかな? 」


「わ、分かったよ……」


遥はそう言うと、顔を真っ赤にしながら目を閉じた。


許してくれ、遥。


幾らタオルで隠れているとは言え、洗わせる訳には行かないんだ。


僕の兄としての面目が丸潰れになってしまう。


僕は風呂椅子に座り、ボディソープを手に付けて泡立てると大事な所を素早く洗ってシャワーでしっかりと流した。


「遥、目を開けて良いよ」


「はーい……」


目を開けた遥が僕の身体を洗う準備をする。


「ふふっ。何年振りかな?」


「確か小六の頃が最後だったと思うよ」



「そうだったっけ? 」


「多分だけどね」


「覚えてるだけでも凄いよ。じゃあ身体洗うね」


遥はそう言うと僕の身体を丁寧に洗って行く。


「どう? 痛くない? 」


「うん、気持ち良いよ」


「それは良かった」


身体を洗い終わるとシャワーで汚れを落としてくれた。


「えへへ、次は頭だね」


遥がシャンプーを僕の髪の毛に付けて泡立てて行く。


「お兄ちゃんの髪の毛って綺麗だね」


「そうかな? 僕は遥の方が綺麗だと思うけど」


「え? あ、有難う……」


「どう致しまして」


遥が僕の頭を洗い終えたのは、その会話から2分後程だった。


「はい、終わったよ」


「遥、有難う」


「お安い御用だよ」


「じゃあ僕は先に上がるから遥はゆっくり入ってね」


「うん、そうするよ」


僕は遥が再び風呂に入った事を確認すると風呂場を出た。













入浴編終了です(^-^)

睡魔に襲われながら執筆したのは秘密ですw

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