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異世界転生した世界の『おんな』は最強だった?!  作者: DAIKI
第一章 何も知らなずに転生された者
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第三話 恐怖の転生

第三話 恐怖の転生

 

目が覚めたら、ベッドの上だった。

「お目覚めになりましたか、あの場で魔王を呼び捨てにするのはあなたが初めてであり、魔王はお怒りでした。しかし、デーモンを倒したこともあり、あなたを生かすようにおっしゃられていました。」

「あなた、ダンだったわね!私はここにいていいの?」

「問題ないと思いますが、転生前が人間界というのであれば、戦い方を教えなければならないと思っています。」

「そうね、この世界で生きてくためには、戦わなければならないのよね」

「さようでございます。この世界では今領土争いが頻繁に行われています。戦い方を知らないものはすぐに消えてしまいます。」

「ちょっとまって、消えてしまうってどういうこと?」

「知らなかったのですね。転生される条件として、転生後の世界で死んでしまえば、死後の世界には行けないのです。」

「そんな仕組みになっているんだぁ~。誰が作ったの?」

「なんと!誰が作ったか・・・。考えたこともなかった。しかし、それを解明するには相当この世界を知らなければなりません。あなたには無理でしょう」

「とりあえず、戦い方を教えて、身を守るぐらいのことはできなくては」

「分かりました。では昨日の闘技場へ来てください。」

ベッドから起き上がり、部屋の端っこに立てかけてある大鎌を手に取った。

ゴトン!

「おも~い」

なんと大鎌を持つことができなかった。

「昨日は持てたのに何で?」

コンコンコン!とドアがなった。

「何の音ですか?・・・まさかあなたその大鎌が持てなかったのですか?」

ダンは、何かを考えていた。

「まあ、仕方ないでしょう。あなたにはライトソードをお渡ししましょう。初心者用の軽い剣です。」

ダンは魔法で剣を召喚し、渡してくれた。

「ねぇ、今の何?召喚魔法?」

「違います。これは錬金術です。ライトソードは誰でも作れます。空気と剣を錬金するだけですので」

「あははっ・・・。」

意味が分からなかったが、いつかわかると思って大した問題ではないと思った。

「それでは、闘技場へ」

ダンの周りに魔法陣が現れた。

「何をしているのですか?速くこの転送の陣に入ってください」

非現実的なことばかりで、もう何がどうなっているのか混乱していた。

とりあえず転送の陣に入り、闘技場へワープした。


誰もいない闘技場の真ん中に転送された。

デーモンの死体もなくなっていた。薄暗くて闘技場の端は、暗くてまったく見えない。

「あなたは、何も知らないということでいいですか?」

「はい、剣の持ち方から・・・。」

「それは、自由です。私が教えるのは、魔物の倒し方です。まだ、あなたのタイプが分かっていませんが、いつかわかるでしょう。今可能性が一番高いのは死神族です。」

「え~死神!?なんで~」

「何を言うのです。死神は、上級種族。上級種族には、下級は関わらないのが基本。それよりワイト1000体来ますよ」

「ワイト1000体?」

「えぇ召喚しときました。まずは私が手本を見せます。いきますよ」

黒い闇の残像を残してワイト10体を通り過ぎた。ワイトは時間が止まったように固まった。そして、突然粉々になって消え去った。

「ワイトは骸骨軍団、急所を狙えば一撃で倒せる。まず大事なのは弱点を見つけることです。この世界では、ゴースト族には物理攻撃が効きません。弱点を見抜けなければ勝てないのです。ちなみにあなたの弱点は、その体でしょう。どこに攻撃してもダメージを受ける。ま~あなたが選んだ姿ですが。とりあえず10体のワイトを倒しましょう。」

ライトソードをとりあえず両手で握り、ワイトの方へ走った。ワイトは水平に剣を持ち、突き刺してきた。アリスは、剣と振ったが、振るのが遅すぎた。

「ウッ・・。」

「まさかここまでひどいとは」

アリスの心臓部にワイトの剣が貫通していた。

「もう、私死ぬの・・」

出血がひどく、今にも倒れそうだった。

「どうやら、あなたに教えることは何もないようです。転生は、レベルが高いものが、強さをある程度引き継いで、生まれ変わるのですが、ここまでひどいのは初めてみました。では、私は失礼する。」

ダンは、転送の陣を使って消え去った。しかしワイトは残っている。

「あぁ~最悪な死に方をする・・・。すごく痛い。早く楽になりたい」

「死なれちゃ困るよ」

「えっ?誰?」

「誰って言われてもなぁ~、あんた自身だよ」

「これって死ぬ前の幻聴かな・・。」

「馬鹿かお前は、私の力を使いな!どんどん使って星欲しいぐらいだよ」

「何を言っているの・・。うっ!使い方もわからない。」

「とんだクズと一緒になっちまったよ。なら借りるよ、あんたの体」


「デス・ヒール」

体を闇が包み込んだ。そして、ケガが一瞬にして治った。

「990のワイトか、雑魚だね。あんたは体の中から見ていな、これがあんたの力だよ」

ライトソードが真っ黒の闇に包まれた。

そして、闇と錬金されたのか、大きな太刀へと変わった。太刀の刃は、真っ赤に光っていた。電気をまとったかのような状態になっていた。

「何あれ、すごい剣になった」

刀を腰に持っていき、居合のポーズをした。そして、太刀がバチバチと火花を上げ始めた。

下を向いていたアリスは、頭を少し上げワイト軍団を見た。


「デス・ジャッジメント!」


居合切りをした。赤い火花をまとった、黒い斬撃が飛んで行った。

ワイトは粉々に消え去り、闘技場には誰もいなくなった。

しかし、それは、私から見えた範囲だけだった。黒い斬撃の後は、闇が続いてそれがなくなった時だ。

目の前に広がっていた光景は、この世のものとは、思えなかった。

闘技場の前はすべてのものが消え去り、空には大きな穴が開いていた。地はえぐれ、デス・ジャッジメントを放した方角は、変わり果てていた。

そして、次の瞬間。そこから真正面に合った謎の星が、真二つに割れて大爆発を起こした。

「とりあえず、何とかなったか、また必要になったら呼び名な」

「ちょ、ちょっと待ってよ。この状態絶対やばいじゃない」


アリスの周りに無数の魔法陣が現れた。そして、謎のフードを被った人たちが現れ、魔法の杖をアリスに向けた。


そして、目の前に魔王グロトリアが現れた。


「我が国を亡ぼす気か・・・!」

「そんなつもりじゃ」

「ようこそ我が国へ、あなたの力を我が国へお貸しください」

「え~っと、こんな私でいいのであれば」

「これで、仲間だ、皆の者、もうよいぞ」


周りの人が消えていった。


「あれは、わが国の魔族最強の戦士軍団だ。あなたを相手にするにはそれしかないと覚悟したのだ」

この世界は、力で権力が決まることが十分に分かった。

そして、今日はそのまま休むことにした。


とある部屋

「あの技を調べろ!」

「もう調べてあります!」

「どうだ、死神族の技か?」

「いえ、信じがたいかもしれませんが、あの技は歴史上一回だけ使われたことがあり、魔人を超えた、大魔神ですら習得できておらず。究極魔神のリリスが使っております。」

「そうか、あいつは暴走するかもしれん、パートナーを監視役としてつけてやれ」

「は!」


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