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作業ゲー的異世界転生  作者: 蜜柑太郎
第1章 ホイホイ
98/466

第98淡 対スライムその82

「小札投げぃっ!」


バチバチバチ……


バラバラバラ……


雷線サンダーの光と鋼鉄製の小札達が交錯する。


次の瞬間、光は小札に吸い込まれるように消え、小札だけがそのまま勢いを失ってポトリと地面に落ちる。


俺の雷線サンダー封じに死角なしだ。


俺が相対しているのはビッグパープルスライム。


1.5mを越えるビッグボディをもつタフなあんちくしょうである。


鑑定結果も……


種族:ビッグパープルスライム

状態:正常

体力:64/64

魔力:26/26

筋力:14

反応:9

耐久:24

持久:15

 

という感じで、パープルスライムと比べて特に体力の上がり幅が大きい。


まあ、逆に言うと、攻撃面ではそこまで大きな差異はない。


魔力を枯渇させた後、すぐに近接戦闘に移行したが、

多少威力は上がっているものの何の変哲もない触手攻撃の連続であった。


俺の方は、それを籠手を使っていなしてお返しにと重打ヘビーヒットによる会心の一撃をぶちかます。


幾度かこの応酬を繰り返すと、流石のビッグボディも致死ダメージに到り、空気の抜けるような音をさせて地面に消える。


こうして、経験値によるレベルアップ&低級の麻痺耐性薬ゲットを果した俺。


「……よし。荷物を代えたら、ビベイロに向かうか。」


そして1度、獲物を家に預けに戻ったら、ビベイロにいざ出発である。


カルベリオ街道を西にひた走り小一時間程でビベイロに到る。


折角なので少し商売と薫製も売る予定だ。


売り先は、道具屋。


ここ半年近くで俺の薫製も名が売れてきたため、道具屋でも中々良い値で買い取りして貰えるようになっていた。


「あら、アルベルトじゃないの♪今日も保存食の買い取り受け?」


道具屋に着いて早々に声をかけてきたのは、看板娘っぽい10代後半の女の子。


ポニーテールにまとめた栗色の髪を揺らしながら、駆け寄ってくる。


ピンク色の瞳がやっぱり異世界っぽいよね……えっと名前は……。


「ちょ、おま……ニーナよ、ニーナっ!

……結構、顔合わせてるのにショックぅ~!!」


咄嗟に名前が出てこず、タイムラグがあったのを鋭く見抜いたニーナが一瞬の戸惑いの後、明らかに落胆した表情を見せる。


「あ、いや……ちゃんと覚えてますよシイナさん。」


「ここで傷口に塩を塗るっ!?ドSの極み!

ニーナよ、ニの後に延ばしてニーナっ!!

……【以下小声】ビベイロ魔道具屋に棲み着いた妖精フェエリー、地上に舞い降りた天使エンジェルとまで言われるラブリーチャーミーなスーパーアイドルの私の名前を覚えてないなんて……。」


ん~、後半部分は、聞こえなかった事にしておこう……。


とりあえず、取引窓口の他の店員さんに薫製の買い取りをして貰ったら、新装備を特注するための申込書記載だ。


今回ベースとするのは、鋼鉄製の胸当てである。


今までは木皮の短冊を重ねたラメラーアーマー仕様であったが、次からは1枚ものの鋼板でプレート仕様にする。


やっぱりコア部分の守りは堅くしておきたいからね。


付加は持久向上F。


基本は独りで行動している事もあって戦闘が始まれば短期決戦を挑む形であるが、

戦闘が予期せず長引いた場合はもちろん、移動から強襲的な攻撃や劣勢になった時の長距離離脱等、態勢のユウエツや生き残るための選択肢オプションが増える。


そんなわけで、所要の記載とその他細かな注文を終え、2~3週間後の受け取りを楽しみにしながら俺は帰路に就く。


看板娘の恨めしそうな視線を背中に感じるが、気のせい気のせい……。



ーーーーーー


主人公のステータス

名前:アルベルト=ガルシア

種族:人

性別:オス

年齢:8歳

身長:133cm

体重:31kg

出身:カルベリオ村

所属:なし

カルマ:-1

モラル:-2


Lv:98

状態:正常

体力:39/39

魔力:12/12

筋力:35

反応:21(➕1)

耐久:23

持久:22

※( )内は、前話からの変化値


職業ジョブ:戦士Ⅱ

能力アビリティ:棒術経験値向上D、棒威力向上D、重打ヘビーヒットE、擦過耐性E

技能スキル:棒術Ⅲ、投擲術Ⅲ、探索術Ⅲ、格闘術Ⅱ、弓術0

加護ギフト:なし

装備:鋼杖スチールスタッフ⬆反応向上F、麻の服、木皮の靴、(戦闘時のみ鋼鉄製短冊籠手⬆筋力向上F、木製短冊胸当て、同背甲、同肩当て、同肘当て、同膝当て、同すね当て)

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