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作業ゲー的異世界転生  作者: 蜜柑太郎
第1章 ホイホイ
54/466

第54淡 対クラブその1

「よいしょ~っ!どっこいしょ~っ!まだまだぁ~っ!!」


バコーンッ……バコーンッ……バコーンッ……


夏も終盤に差し掛かった頃、青々とした空の下、断続的に響く若干甲高い打撃音。


俺がプロゴルファーばりのアッパースイングでエビルクラブ達をかっ飛ばしている音である。


エビルクラブは、硬い甲羅に覆われた30~40㎝程の巨大蟹であり、横移動しか出来ないという特徴を持っている。


横移動はそれなりの速度を出すが、子供が歩く程度であり、捕捉は容易い。


ステータス的には……


種族:エビルクラブ

状態:正常

体力:20/20

魔力:0/0

筋力:5

反応:5

耐久:20

持久:3


こんな感じ。


そして、発見して投石をすると、

1匹だけの時は、左右交互に斜め後方へと逃げていき、

2匹以上の時は、逆にジグザグに向かってくるという行動パターンを持っている。


そのため、複数のエビルクラブに対しては、その横移動に合わせて強振、ぶっ飛ばして距離を取る→距離を取ったら投石というのを繰り返す、

さながら固定画面シューティングのような戦い方になる。


で、最もかっ飛ばせるのが、ゴルフスイングようなフォームで鋤を強振する要領なのだが、まだまだ1発では倒せないので、既に3回この攻撃を繰り返していた。


「そろそろ動きも鈍ってきてるし、とどめかな。」


先程のスイングで20m程先にぶっ飛ばしたエビルクラブ3匹の動きは、明らかに遅くなっていた。


おまけにぶっ飛ばした衝撃で、ハサミも入れて10本ある足のうち、何本か取れちゃってるしね。


「ていっ!ていっ!ていっ!」


ドカッ……ドカッ……ドカッ……


よって、投石で狙い放題といった感じ。


ただ、気を付けないといけないのは、残り2匹になった所で、出来るだけ同時に倒す事。


1匹だけになった時点で逃げの行動パターンに切り替わってしまうのである。


まあ、こうやってエビルクラブにバンバン当てているおかげで、つい先日、投擲術の技能スキルがⅠ→Ⅱに上がっていたりと、練度が上がっていて手加減もお手のものたけどね。


「チャーシューメンっ!パーコーメンっ!最後にサンマーメンっ!」


バッコーンッ……バッコーンッ……バッコーンッ……


「ピギャッ……。」×3


ドサッ×3


夢への放物線を描いたエビルクラブ達は、その命を散らした。


「うんうん、レベルも上がって……あとは、お楽しみの蟹♪蟹パラダイス~♪」


俺は感傷に浸る事もなく、おやつタイムに心躍らせる。


流石に生で食べる気にはならないので、生活魔法で焚き火をして、炙り焼きで戴く事に。


「………………。」


蟹って食べてると何か無口になっちゃうよね?



ーーーーーー


主人公のステータス

名前:アルベルト=ガルシア

種族:人

性別:オス

年齢:4歳

身長:106cm

体重:17kg

出身地:カルベリオ村

所属:なし

カルマ:-1

モラル:-2


Lv:54

状態:正常

体力:28/28

魔力:7/7

筋力:22

反応:15

耐久:16(➕1)

持久:15

※( )内は、前話からの変化値


職業ジョブ:戦士Ⅰ

能力アビリティ:棒術経験値向上E、棒威力向上E、重打ヘビーヒット

技能スキル:棒術Ⅰ、投擲術Ⅱ、探索術Ⅰ

加護ギフト:なし

装備:×牛引きプラウ、麻の服、木皮の靴、(戦闘時のみ木製短冊胸当て、同背甲、同肩当て、同籠手、同肘当て、同膝当て、同すね当て)

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