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作業ゲー的異世界転生  作者: 蜜柑太郎
第1章 ホイホイ
42/466

第42淡 対スライムその38

重打ヘビーヒットっ!」


ドゴンッ


「フシュー……。」


ビッグイエロースライムとの初顔合わせから1ヶ月。


夏ももう終盤に差し掛かってきた頃、スライムホイホイでイエロースライムと戦う俺が居た。


ビッグイエロースライムとは初顔合わせ以来、戦っていない。


理由は簡単で、あまりに前の戦闘と間隔が空いてしまうからである。


ビッグイエロースライムが発生するのには約2週間かかる。


そうなると、実戦感覚が鈍るのに加え、職業ジョブ能力アビリティの熟練度を上げるのが非効率になるため、実戦の頻度を下げないようレベル上げのための経験値稼ぎと折衷を図る必要があったのだ。


カルロス爺さんからも

「どんなに弱い相手でも実戦に勝る訓練はない。」

と聞いていたしね。


ただ、付言として

「訓練で出来ない事は実戦でも出来ん。」

との事。


これは、俺も同意だ。


結論として、日頃の鍛練と実戦のバランス……、これを考慮して経験値稼ぎの相手をイエロースライムにしていたのである。


ただし、これまでと全く同じような戦いを繰り返すのも芸がない。


そこで翌日は、スモールイエロースライム5匹と1対多数戦をしてみる。


ボゥッ

ボゥッ

ボゥッ

ボゥッ

ボゥッ


「おわわわっ、しゃらくせいぃっ!」


スモールイエロースライムの習性は、複数匹居ても変わらないようで、俺に気付くとすぐさま5つの火球ファイアボールを放ってくる。


一瞬、焦ったがスピードもそこまでないので、

横っ跳びしながら、鋤を振るって、直近の火球ファイアボールを打ち落としす事で対処。


「次弾は……やっぱくるわな。ほいっと!」


5つの火球ファイアボールに、某ゲームの5本指で行う火弾魔法を思い出しつつも、対処は次も同じだ。


元の世界でも、動く事で、敵の射撃の的を絞らせないというのは鉄則。


理想は、こっちも火力を発揮しながらだけどね。


とりあえず、横に動きながら振り払えば、1度に対処しやければいけない火球ファイアボールは、1~2発で済むのだ。


そして、この2連続の火球ファイアボールをやり過ごせば、あとはこっちのもの。


「俺のターン!」


俺は、腰に垂らした麻袋から、小石をいくつか取り出すと、スモールイエロースライム達に投げ付けて、相手の動きを牽制ながら近接する。


重打ヘビーヒットっ!」


バァンッ


5匹を攻撃範囲に納めたら、横一文字に鋤を振るう事で、まとめてはね飛ばす。


「もう一丁、重打ヘビーヒットっ!」


バァンッ


左右に往復させて俺の方も能力アビリティ2連発。


これで両端のスモールイエロースライムは、四散した。


仕上げに残りの3匹にそれぞれ振り下ろしの一撃を与えて、完全勝利!


「……ふぅ、今日もいい仕事か出来たぜぃ♪」


ここで、自分のステータスを確認するとレベルも1ヶ月かかったが1つ上がっていた。


多数相手に無双するのも、爽快感があって、俺の気分は上々。


1対多数戦にハマりだした今日この頃であった。



ーーーーーー


主人公のステータス

名前:アルベルト=ガルシア

種族:人

性別:オス

年齢:3歳

身長:98cm

体重:15kg

出身地:カルベリオ村

所属:なし

カルマ:-1

モラル:-2


Lv:42

状態:正常

体力:25/25

魔力:5/5

筋力:19

反応:14

耐久:14

持久:14(➕1)

※( )内は、前話からの変化値


職業ジョブ:戦士Ⅰ

能力アビリティ:棒術経験値向上E、棒威力向上E、重打ヘビーヒット

技能スキル:棒術Ⅰ、投擲術Ⅰ、探索術0

加護ギフト:なし

装備:×牛引きプラウ、麻の服、木皮の靴、(戦闘時のみ木製短冊胸当て、同籠手、同肘当て、同膝当て、同すね当て)

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