第4淡 対カラスその2
「せいっ!せいっ!せいっ!」
ドカッ……ドカッ……ドカッ……
「ギャアギャアギャアッ!」
午前中に引き続き午後からもカラスをタコ殴りにする俺。
一度に集団保育所に帰って昼食を摂った後、戻ってくるとまたカラス達がモグラの死体に群がっていたので、当然のボカスカである。
それだけならまだしも、もしかしたらまた来るんじゃないかと、時間を空けると再び群がっていたのだ。
「……こいつら全く懲りてないな…………。せいっ!せいっ!せいっ!」
今日だけで30羽以上のカラスを仕止めてしまったが、この森のカラスをすぐに根絶やしにしてしまうんじゃないかと心配なくらいだった。
レベルの方もサクッと上がって今やLv3である。
ただ、流石に3歳児にしては、オーバーワーク気味だ。
この午前午後でかなり疲れてしまったので、今日は帰って昼寝をする事にする。
いやまあ、これまでもこの時間、感覚的には午後3時くらい?になると猛烈に眠くなっちゃいたけどね……。
「うん、疲れちゃいるけど、ステータスが上がって身体が軽い!
この軽さは思い込みじゃないな♪」
昨日までと違ってサクサクと上がるレベルにルンルン気分で家路というか集団保育所へと急ぐ俺であった。
保育所に着くと案の定、皆この時間は寝息を立てている状態だったので、
何食わぬ顔をして俺もそれに加わる。
厚めに敷いた藁の上に麻布を被せただけの昼寝場所だけど、ポカポカとした春の陽気に俺は気持ち良く眠りを貪った。
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主人公のステータス
名前:アルベルト=ガルシア
種族:人
性別:オス
年齢:3歳
身長:96cm
体重:15kg
出身地:カルベリオ村
所属:なし
業:-1
徳:-2
Lv:3
状態:正常
体力:3/3(➕1)
魔力:0/0
筋力:3(➕1)
反応:3
耐久:2
持久:2
※( )内は、前話からの変化値
職業:戦士0
能力:棒術経験値向上F、棒威力向上F
技能:棒術0
加護:なし
装備:木の棒、麻の服、木皮の靴