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作業ゲー的異世界転生  作者: 蜜柑太郎
第1章 ホイホイ
37/466

第37淡 対スライムその33

「あ~、喉渇いたぁ。」


俺は、両手をお椀の形にして水の生活魔法を使う。


ゴクゴクゴク……。


4~5口の量ではあるが、練習がてら小まめに生活魔法を使っているのだ。


気温は、日本の夏程暑くならないといっても、朝から20℃を越えているため、動けばそれなりに汗をかく。


集団保育所から抜け出して、経験値稼ぎの初一発。


村外れまで走った後、調整池のスライムホイホイまでは、鍛練のため、素振りをしながら来ていたので、一息入れるための一杯である。


「今日のお相手はと……居た居た。」


スライムホイホイの中にはイエロースライム。


祭りも終わったし、そろそろ、スモールイエロースライムから切り替えの時期かなっと……。


職業ジョブが上がる前後の補正等がなければ、1つレベルアップする度に上がるステータスは1だけなので、

本当はもう少しステータスを上げてからが理想だけれど、ここは効率を優先してみた。


最初の火球ファイアボールさえ、気を付けていれば、以降は変なことしてこないから、大丈夫だしね。


「とりあえず、投石からだな……。

それ、サブマリン投法っ!」


ボスッ


第1投が見事ヒット。


これに対してイエロースライムは、当然の事ながら反撃してくる。


ボゥゥッ


「明鏡止水の心……受け流させて頂きますっ!」


俺は、飛んできたソフトボール大の火球ファイアボールを加減して振り払う事で方向を変えるだけでやり過ごす。


最小限の力で最大の効果っていうやつだ。


思い切り振ってないから、次への動作も早いしね。


方向を変えられた火球ファイアボールは、調整池の水上を走るが、射程を超えるとパッと消える。


ボゥゥッ


続けて放たれた2発目の火球ファイアボールに対しても、こちらの対処は同じ。


慌てることなく、軌道を逸らして防御。


「なんだか達人にでもなった気分だな~……まあ、あんまり火球ファイアボールの速度が速くないからこそ出来る芸当だけどさ。」


あとは、グリーンスライムに散々試したコンボの効果を確認。


「おりゃっ!」


牽制として石を投げると、一気にイエロースライムに近接する俺。


先ずは、スライムホイホイを駆け下りた勢いを使っての弱突き。


ドスッ


勢いは、これで殺されてしまうので、跳び退きながらの

弱振り下ろし。


バスッ


鋤がイエロースライムに当たったら、その反作用を利用してクルリと回転しながら、

ゴルフスイング気味に横振りを当てる。


身体を捻らないといけないため一瞬窮屈な態勢になるが、当たった時のインパクトは、気持てぃ~っ!


ゴルフの打ちっぱなしで会心の一振り的な感覚かも。


そして、仕上げは、ゴルフスイングで振り上げた状態になっている所で、

鋤に思い切り力を込めて、強振り下ろしだ。


ドガンッ


「決まった……決まり過ぎた……。」


これで倒してなかったら格好悪いけど……


「フシュー……。」


ほらね、ほらね?決まった。


誰か見ているわけではないが、男とは自己満足の世界に生きるものなのだ。


気分の良い事にレベルも上がる。


イエロースライムなら、3匹くらい倒せば、またレベルアップ出来るだろう。


今のところ、レベルアップ云々よりコンボに重打ヘビーヒットをどう組み込んでいくかの方が焦点だけどね。


すぐに湧いたグリーンスライムに技試ししたくなる気持ちをグッと堪える俺であった。



ーーーーーー


主人公のステータス

名前:アルベルト=ガルシア

種族:人

性別:オス

年齢:3歳

身長:97cm

体重:15kg

出身地:カルベリオ村

所属:なし

カルマ:-1

モラル:-2


Lv:37

状態:正常

体力:24/24

魔力:5/5(➕1)

筋力:18

反応:13

耐久:13

持久:13

※( )内は、前話からの変化値


職業ジョブ:戦士Ⅰ

能力アビリティ:棒術経験値向上E、棒威力向上E、重打ヘビーヒット

技能スキル:棒術Ⅰ、投擲術Ⅰ

加護ギフト:なし

装備:×牛引きプラウ、麻の服、木皮の靴

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