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作業ゲー的異世界転生  作者: 蜜柑太郎
第1章 ホイホイ
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第11淡 対スライムその7

スライム狩りの更なる効率化を思案し始めて、2日経った。


予測からいくと今日は、グリーンスライムとエンカウント出来る日にあたる。


とりあえず、グリーンスライムを発見したら、必ず倒すのはもちろん、スモールグリーンスライム狩りの効率化施策を実行に移す予定だ。


必要な資材は、昨日と今日の行きすがら、調整池に逐次持って行っている。


何かというと細くて頑丈そうなのを厳選した薪の束である。


これを調整池のスライム発生スポットから、岸に向けてガイドのように地面に突き刺していって、木陰まで誘うスライムの道を作るのだ。


スコップの本領も発揮させてというか、本来の使い方をして、簡単にではあるが地面に溝も掘る。


そして、木陰の奥には罠のように穴を作ってスライム溜まりとしてしまう。


そうすれば、5~6時間くらいと踏んでいるスライム発生の飽和状態までこの場に居る必要はなく、他の場所で鍛練や狩り等をしていられるという寸法である。


「なんとか今日、明日くらいで完成させたいな。」


その前に朝からしなくちゃいけないのは、先ずは昨晩のうちに発生したスモールグリーンスライム狩りだ。


「せいっ!……せいっ!…………せいっ!」


バチンッ……バチンッ……バチンッ


もはや、思いきりでなくてもスモールグリーンスライムなら一撃で倒せる。


程なくして見えている範囲の奴は、狩り尽くす事が出来た。


「……それにしても、こいつら全くアイテムドロップとかしないな……。カルロス爺さんが昔、たまに出るレアアイテムに大当たりして儲けたって話してたけど……。」


俺は、ぶつくさ言いながらも、溝堀りに移行する。


そう、今までスモールグリーンスライムを相当数倒しているにも拘わらず1度もドロップアイテムにお目にかかれていないのだ。


ドロップアイテムの量や質は、その魔物モンスターを構成する魔素の総量とや濃度に比例するとの事であるが、

どんだけ少ないんだよお前は!っという感じである。


まあ、構成する魔素が少ないからこそ、大して魔素なんてありそうもないこんな田舎でも、ぽこぽこ生まれるんだろうけど……。


「ドロップアイテムも出ないんじゃ、誰も好きこのんで狩ったりしないわな。

…………いや、虫とか食べるし、意外と益虫ならぬ益魔物扱いなのか?」


そう言ってる間にも発生するスモールグリーンスライム。


細部発生場所は、水が澱んでいる所なので、岸から50㎝離れた辺り。


少し深くなっているため、ガイドに使う長い枝は現地調達予定だ。


「せいっ!」


バチンッ


「フシュー……。」


……うん、やっぱりドロップアイテムなし。


結局、午前午後と作業しながらスモールグリーンスライムを十数匹倒したが今日もドロップアイテムはなかった。


最後の最後になって、お待ちかねのグリーンスライム出現。


「そういえば、グリーンスライムの発生源は特定してなかったな……いつも木陰からのっそり出てくるのを見付けるだけだし。」


言うても、森の中を探し回るわけにもいかないので保留せざるを得ないけどね……。


出てきたグリーンスライムは、例の如く投石攻撃と、スコップラッシュ……略してスラッシュですんなり倒せたが、レベルは上がらなかった。


……レベルアップはレベルアップで、また必要経験値が上がってるみたいで1つ上がるのは、翌日のスライムホイホイ完成とほぼ同時期まで待たねばならなかった。



ーーーーーー


主人公のステータス

名前:アルベルト=ガルシア

種族:人

性別:オス

年齢:3歳

身長:96cm

体重:15kg

出身地:カルベリオ村

所属:なし

業カルマ:-1

徳モラル:-2


Lv:11

状態:正常

体力:8/8(➕1)

魔力:1/1

筋力:9(➕1)

反応:5

耐久:6

持久:6(➕1)

※( )内は、前話からの変化値


職業ジョブ:戦士0

能力アビリティ:棒術経験値向上F、棒威力向上F

技能スキル:棒術0、投擲術0

加護ギフト:なし

装備:溝堀りスコップ、麻の服、木皮の靴

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