核心犯
違うの
そうじゃないってば
気づいてるくせに
笑っているから幸せ なんて方程式
そもそも成り立ちはしないから
意識は何層にもガード
自分を守るのはオート
軽やかなステップ踏めば
たやすく誤魔化されるけど
ほんとうは
欺いたのも
欺かれたのも
自分自身
もっと先へ
ずっと深く
潜って行きたいのに
腐った浮力に押し戻されて
炎をかき抱こうと
伸ばした指先に触れるのは
冷たい空洞ばかり
それでもこのまま
終えたくはなくて
そうでしょ
たとえ痛みを知ったとしても