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  奏楽都市メルヴィル。それが幼子が移り住み、少年へと成長した今も住んでいる都市の名前だ。

  悪魔の進撃によって住む土地を追い出された人類はその恐怖から逃れるために結界を張ることで悪魔に感知されない都市を開発することに成功した。

  現在、人類はこのような大小合わせて百足らずの都市の中で生命を営んでいる。


「しかし、人類は未だに悪魔の存在に怯え続けている。何故だか分かるか?カリム・ハリア」


  教師に当てられた男子生徒が席から立ち上がって得意気に答える。


「はい。結界の張られた都市は確かに悪魔から感知されませんが、悪魔の進路上に都市があった場合に結界の内部に悪魔が侵入するケースがあるからです」


「うむ。よろしい」


  教師が満足げに頷いて授業を再開させた。


(本当はもうひとつ感知型の悪魔がいた場合っていうのがあるけど、普通の人は知らないんだよな)


  教師と男子生徒とのやり取りを聞いて少年、レイジは思った。

  彼が通っている高等教育学院は都市の中に二ヵ所しかない高等教育機関で、十代中盤から二十代前半の若者たちが通っている。

 今、レイジの前で行われている講義は人類史と悪魔の歴史というものだが、レイジにとってこの講義はあまり楽しいものではなかった。何故なら、悪魔出現前の人類については記述が記されてないし、何より悪魔が人類を襲い始めたきっかけなどのレイジが知りたいことについてが殆ど記されていないからだ。


(あぁ、こんな退屈なんだったら家で寝ていた方がまだまし………)


 溜め息をつきながら腕に頭を埋めると、あっさりレイジは寝てしまった。

  もちろんこの後レイジは教師に強制起床させられた。



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