第57話 気まぐれの時間
さて、魔女の悪魔は魔女本人と行動を共にしたばかりか、むしろ本人に成り代わり、本人を牢に閉じ込めていた。
ただしこれは本人の意志でもあり、家族を失い、怒りに任せて破壊を尽くした魔女は自責の念から牢で腐り果てんとしていたところをアベル達に救出されたことはご存じの通りだ。
悪魔は自分への負の感情を増大させると言うことを、基本的な行動理念とするため、魔女イザベルへの怨嗟と恐怖を増大させることを目的としてさらなる破壊の限りを尽くしていた。
しかし普通はそれだけしか考えないはずの悪魔であるのにもかかわらず、それよりも大事なものが魔女の悪魔にはできてしまったのである。
こればかりは理屈では説明できないのだが、魔女の悪魔はほかのどんなことよりも、アベルのことが大事になっていた。
そのためなのか、魔女の悪魔は三十数年前からずっとアクセルに封印されていたのだが封印が解かれるとすぐにアベルに協力的な態度を一貫してとってきた。
そしてその魔女の悪魔までもが、アクセルのベッドのそばにあらわれ、眼には涙を浮かべながらこういったのである。
「こうなったのは誰のせいだと思っとるんじゃ!」
ちなみに魔女イザベルも復活しているが、アクセルによって半死半生の状態にされているがギリギリ意識はアル。
彼女は人間ではない魔族であり、生命力もほぼ不老不死と言ってよいレベルであるため、およそ人間が生きていられないような肉体の状態でも死なないことを利用している。
具体的に言うと魔女は下半身がどこかへ消え失せ、心臓すらなく、せいぜい鎖骨から上ぐらいしかない半分生首状態だ。
何故、そんな状態の母をベッドのそばに置いているのかは不明だが。
「なんだ藪から棒に」
「元に戻せ! お前に力があるというなら、あいつを元に戻してくれ!」
「戻さないとは言ってないだろう。さて、あなたの意見も参考にしておこうか?」
とアクセルに話を振られたのは他ならぬ、魔女イザベル本人であった。
彼女は意識がないふりをしていたのかどうか不明であるが、少なくとも話をする能力もあり、また話も聞いていたようである。
「もう二度と、家族で殺し合うのを見たくない……!」
「分かっている。全く、この私が誰かのために骨を折る日がくるとはね。
わが分体よ。私のすべてをお前にやる。引き換えに孤独の悪魔、あなたの命をもう一度もらうとしよう」
「ここは狭くて面倒だが――」
孤独の悪魔はやたらと人口密度ばかりが高くなっている狭い地下室にいる面々の顔を見渡した。
そして彼の息子たちがよくやるように、鉄面皮というのがふさわしい無表情で冷酷な言葉を発した。
「お前も構わないようだな、アクセル」
しかし父に呼びかけられてもアクセルはもはや返答する能力を失っていた。
彼の持ちうる力はすべて、ベッドから起きて戦うことのできる若い姿の分身体へと引き継がれていた。
本体はほとんど生首と同じような姿となっている母に輪をかけて衰弱し、壁に頭をもたれさせて、萎れた植物のようになりながら目を閉じていた。
わが子が死にかけていて自分に返答すらできないほど弱っていたとしても、かまわず孤独の悪魔は構えた。
次元を切り裂く刀剣を手に持った若い方のアクセルは抜刀し、勢いよく刀を狭小な地下室で振った。
金属が震える高い周波数の音がその場にいた者たちの耳をつんざいたため、彼らはその時に何が起こったのか把握するのが遅れてしまったので、地の文で説明しておこう。
まず一転。剣を振るったとたんにまるで打ち出の小槌のようにして、虚空から一人の男が転がりながら飛び出してきた。
「やっと脱出できたか!」
「ああっ、お兄――」
目を摘出されながらも、説明困難な理由によって彼は片目だけではあるが、浮遊する眼球と繋がって視力を取り戻していたので異空間から戻ってきた兄を視認することが出来た。
のだが、視力が回復しているからこそ見逃すことの許されないある異変にも気が付くことが出来た。
少年はアクセル本体が血を流して死んだようにベッドの上で斃れているのを発見した。
「なっ!」
それ以上少年は声も出なかった。
「皮肉だなアクセル。確かお前は昔から、創造主がどうとか言っていたようだが……?」
驚くべきことではないのかもしれないが、それでもビビ少年達はわが子が救命の余地がないほどの傷を負い、死に瀕していても悪魔はかすかに笑ってすらいることに肝を冷やした。
この男は人間ではないことを、決して一同も忘れていたわけではなかった。
孤独の悪魔は親子だけあってどこかアベルとも多少似た雰囲気はある。
それに引っ張られて、どこかここにいる人間たちは孤独の悪魔によいイメージを持っていた。
何よりあの先生が結婚したほどの相手であり、世界一孤独な種族の彼女の孤独を癒すことが出来る唯一の存在が孤独を司る悪魔である。
という美しさのあるストーリーを彼らは例外なく受容しており、このような状況になるとは想像もしていなかった。
そして予想外の出来事はもう一つ存在していた。それは"次元刀"を突きさされて口から血を吐き、瀕死の重傷を負ったアクセルが笑っていることであった。
「ククク、やはりそうでなくては。私の分身なら。やはり君にしていてよかった」
もはや強がりもここまでくれば清々しいほどである。
飼い犬に手を噛まれ、側近の部下も近づけていないこの孤島で孤立無援で死んでいくと知りながらも、アクセルは笑って見せた。
彼にとっては自分のことよりも、他人に嫌な思いをさせることのほうが大切らしい、
年老いた本体が死にゆくさまを冷たい目で見降ろす若い方のアクセル。
どうやら彼は分身ではあるが、本体が死んでもなんら問題はないようである。
孤独の悪魔を除いては一瞬あっけにとられていた一同ではあるが、何とか踏みとどまり、この場から逃げようとするものはなかった。
その中でも最も幼い少年は並みいる大人たちよりも果敢に啖呵を切ったのだった。
「あと分身は何人いるのかわからないけど、とにかく全員始末させてもらう!」
「私は自由になる」
「なにっ?」
アクセルは自分の本体の胸に突き刺さった刀剣を納刀した。
そしてもう一度その柄に手をかけ、あれだけこだわっていた少年にはもはや見向きもせずに孤独の悪魔へその視線を向けた
「本当に申し訳ないと思っている。弟をこのような姿にさせてしまったことも。
無関係な人を巻き込んだことも。"彼"を殺したのはその侘びだ」
少年は反論することが出来なかった。すべての元凶が本体の方のアクセルで今目の前にいる若い姿の分身。
そして分身たちは本体の走狗として任務を行っていたにすぎないのだとするなら、少年には何も言うことは出来なかった。
全てを無視し、ただ仇と同じ姿をした男に感情的に怒りをぶつけられるほど、彼はこの極限状況でも冷静さを失っていなかったのだ。
アクセルは続ける。
「お前を殺さねば私は自由になれない。ただ、それだけはわかる」
自分に刀を向ける分身。それは悪魔にとって息子の息子。孫のごときちっぽけな存在だった。
そのちっぽけな存在が自分に歯向かう。悪魔にとって我慢のならない話であることは言うまでもない。
ところで、今までこれと言って説明はしてこなかったのだが、彼の息子アベルが音を使用した魔法を使うのにはある理由がある。
彼は音を操る。だが、孤独の悪魔が操るのは五感の全てである。
その能力の一端をアベルは受け継いでいたのだった。
五感を封じられるということは究極の孤独。常人ならばその状態で一時間も耐えられはしないだろう。
仮にそばに誰かが居たとしても触れられず、見えず、聞こえず、気が付かない。
と、急に孤独の悪魔について説明しだしたことからわかるように、彼はこの能力をこの場にいた全員に使った。
「耳だけは聞こえているはずだ。動かねば命まではとる気はない。
さてアクセル、もう問答は済んだな。では死ぬがいい」
目の前のアクセルを倒せばそれで終わりなのであろうか。
それは孤独の悪魔にさえわからぬことだったが、やるべきことは変わりない。
親子はここで殺し合う運命だったのだ。しかし視界を奪われたアクセルの前に、どういうわけか眼を奪われた少年が立ちふさがったではないか。
これには孤独の悪魔もその心情が全く理解できず眉をひそめた。
「ふむ。私の力でも視界を奪えないか。神と言われるだけのことはあるな。
だがどうしてこいつをかばう。お前の親の仇ではないのか?」
「かばったつもりは全くない。僕が用があるのは――」
少年は半死半生の魔女の手を取り、こう言った。
「さあ、あなたの力で!」
結論から先に言っておこう。強大な力同士でぶつかり合えば余波でこの場の人間たちは全員死んでしまうであろう親子喧嘩は、実際には起きなかった。
いや、それだけではない。これまでに起きたあらゆる事象が、少年の"真実をもたらす眼"により、変更させられたのである。
彼の眼は事象を捻じ曲げる。彼の眼だけが真実を映し、彼だけが"結果を選びとる"ことが出来るのだ。
断言しておこう。この世界において、自由意思を持っていると言えるのは彼のみである。
彼以外の人間には"結果を選び取る"ことは許されていない。
自由を求め、その"結果を選び取る"ことを渇望したアクセルや悪魔ルシフェルでさえもだ。
それが神々のリンゴ。誰にも選び取ることの許されていない禁断の果実である。
そしてその力を持つ少年でさえ、彼が"選び取ろう"と願う真実は、"状況"や"心情"によって左右され、選択肢は狭められている。
彼自身でさえもそれを望むことを誘導されているにすぎないと言ってもいいのかもしれない。
たとえば大〇翔平は恐らく世界一野球の才能がある人物だし、仮に他の分野に努力や時間を割いてもひとかどの人物になっただろう。
だが、彼が生まれた当時の世界人口六〇億人あまりのうち、ほんのごくわずかな日本人やアメリカ人に生まれない限りはそもそも野球というスポーツを知らずに育った可能性が高い。
カメルーンや、ネパールやモンゴルに彼並みの野球の才能がある人が生まれていたとしても野球で成功は決してしなかったはずだ。
それと同じようにビビ少年もまた、知らないことは知りようがない。知らなければ何もできはしないのである。
先生に触れた瞬間に、少年はまたしても時間の旅を経験していた。
二人にも理屈はわからない。だがいつの間にか、目の前の空間は暗い地下室から一変していた。
周りは太陽の明かりで煌々と照らされており、爽やかで硬い風が吹きすさんでいた。障害物が周りにないためである。
そう、魔女の悪魔イザベルが拠点とし、人々を攫っては血を搾り取って糧としていた恐るべき悪魔城に彼は再び立っていたのである。
正確には悪魔の城には尖塔がいくつか立っており、この尖塔四か所からそれぞれ細い回廊が斜めに中心部の広場に向かって伸びている。
その広場には血の溜池があり、魔女はこれを浴びてご満悦であったことは前述したとおりである。
その広場に少年は立っており、そして奇妙なことに、彼の眼の前には眼球が一個浮いていた。
これはアベルの手に渡っていた片割れの眼球であるが、彼はこれの存在をほぼ完全に無視。
己の体を悪魔である父に明け渡し、その眼は全くの無意味と化してしまっていたのだ。
その眼は片割れに呼応し、孤独の悪魔から飛び出して少年につき従っていた。
「やるしかない……僕が、一人で!」
今更だが、最後にもう一度だけ説明しておかねばなるまい。
"先生"つまり魔女イザベルというのは母親がサキュバス、夢魔。つまりは夜を生きる魔族である。
夢を操る能力の持ち主で他人に好きな夢を見せることも可能なのだが、"観測"することで真実を見ることのできる眼と呼応することで夢の世界を通し、現実世界の過去や現在にすら干渉可能なのである。
本来、彼のような神々のリンゴの持ち主は各時代ごとの重要な局面を観測し確定。
そして世界の均衡を保ち、悪魔たちに好き勝手な真似をさせず世界の理を守るためのものである。
だが少年は同じ眼が見てきたその確定した過去すらも変え始めたのである。
それを管理する存在は先ほどちらりとその姿を現してはいたが、彼もこのイレギュラーな事態には肝を冷やし、危惧している。
逆にその眼が世界の理の破綻を招き、崩壊にすらつながりかねないと。
少年は覚悟を決めていたし、破綻だの世界の調停だの知ったことではない。
彼が求めているのはただ、"破壊"の否定。死と破壊、不協和音。
港町アルメリアで起こった艦砲射撃と地上作戦による徹底した破壊。
両親の死、顔を知っているあらゆる人物の死に耐えられるほど彼は大人ではなく、それをなかったことにできる力を持っていて使わない選択ができるほど謙虚でもなかった。
神のごとき運命と歴史を捻じ曲げる力で、彼は受け入れられない宿命を変えたいと切に願っている。
そしてその結果が何をもたらすのか。彼がこの時点に来たことを想えば、それは火を見るよりも明らかなことであった。
改めて説明するまでもないことだが、ビビ少年は自分の両親が何者であるかということを知らない。
それを誰かに説明してもらう時間はどこにもなかったのである。
知らないと言うことは、どうしようもないということである。
彼はアクセルを倒しさえすれば、両親も帰ってきて兄と一緒に暮らせるし、アクセルや皇女殿下の陰謀による死者も出ないはずだ、と考えていたのだ。
哀れな少年は誰にも予測しえないことに、アクセルがしきりに口にしていた"親殺しのパラドクス"を現実のものにしようとしていたのである。
「思いつめた顔してるなあビビ」
「えっ!?」
少年が後ろを振り返ると、目玉が浮かんでいた。もはや見慣れた光景である。
その目玉と目があった少年は、すぐさまそれが先ほどの声の主であることを了解した。
「も、もう会えないかと。どうしてここに!?」
「俺はお前の力の一端を貸してもらったんだ。いいかビビ、これを伝えられるのは奇跡だ。
いや、運命だといってもいいか。最初からそうなる運命だったのかもしれない」
「ど、どういうこと?」
「お前のしようとしていることはわかる。アクセルをなるべく早く始末してしまおうってことだろう」
「そうだっ。今ならこの城にミリーもいる。ミリーの力であの島へ飛ぶ。
そうすれば弱っている本体を僕が倒せるはずなんだ!」
「悪いがそれはさせられない。ビビ、お前が生まれるためにはアクセルの行動が結果的には必要だからだ」
「えっ……?」
複雑な運命ではあるが、目玉、いやアベルが言っていることは事実であった。
少年が生まれるためにはまず母が兄を失い、帝都からほうほうのていで逃げる必要がある。
その後、彼女は帝国南部の港町で結婚し二人の男児を設けたわけだ。
皮肉なことに彼女は知らぬうちに、アクセル本体に極めて近い場所でさながら第二の故郷のように長いこと住んでいたわけである。
「とにかくお前が再びここにきては行けなかったんだ!」
「でも僕には、この眼がある。恐らく僕はその矛盾すら超えて運命を変えられる力がある。
大勢の人がアクセルのせいで亡くなった。僕は運命を変える責任がある!」
「お前に責任なんてものはない!」
ただの目玉がどこから声を出しているのだろうか。力を振り絞り、悲痛な怒鳴り声を上げた。
少年にはもうこれ以上、びた一文だって犠牲を払ってほしくはない。かすり傷一つだって、傷ついてほしくはない。
それが男の心の叫びだった。彼は続ける。
「大いなる力に選ばれたとしても、お前が責任を負う必要なんてどこにもない」
「でも僕がやらないと、お兄さんは……孤独の悪魔によって……!」
「それは俺が選んだ道だ。俺と実の兄。どっちを生かすかお前に選ばせたくはない。
それに、お前が身近な人ではなく大勢の人を救う道を選んだなら、俺の娘も生まれてこないことになる」
「むっ、娘!?」
「ああ、お前は初耳だったな。アクセルとの戦いがあったから俺はセルフィと出会い子供も生まれた。
それも全部なかったことになる。あるいは、セルフィにとってはその方が良かったのかもしれないがな。
俺は普通の夫とは違って、彼女には何もしてあげられなかった。だが娘は違うだろう?
そういうわけだからビビ、俺の最後の頼みだと思って話を聞いてくれ」
「そんなことを言われたら僕はどうすれば。せっかく覚悟を決めたのに。
運命を変えられたなら、たとえ世界が"僕が生まれなかったはずの世界"に変わってしまっても」
「そんな運命には俺がさせない。神様か何かが死んだはずの俺に、ちょっぴりだけ許してくれた気まぐれの時間なんだ。
お前の眼になって見届ける。二つの力を統合すれば本来の力を発揮できるはずだ」
「やっぱり僕の眼は不完全だったのか……!」
「そう怒るなよ。こうしてようやく、お前が持つにふさわしい力だと認められたんだからな」
「……わかった。この場所に居てはいけないというのなら、次は……!」
少年がようやく両目を開いた。そこには二つの眼球がはまり、遥か遠くを見つめている。
そしてその遠くに見晴るかす景色を彼の眼は引き寄せ、現実のものとすることが出来るのだ。
彼の思い描いた場所。そこはとある港町のにぎやかな盛り場。大勢の人が行きかう人気の通りに面した露店である。
「占いかしら、お客さん?」
「あッ!」
少年は驚きのあまりぶしつけに初対面の女性の顔を指さして大きな口を開けてさけんでしまったのを悟ると、残った手で口をふさいだ。
「あって何よ。私の顔に何かついてる?」
と、犬みたいに首をかしげて聞いたのは、もちろんこの通りで知らぬものは居ない敏腕占い師、セルフィその人であった。
彼女の手には口紅を入れる箱のようなものが握られている。
「ふむふむ。これを持って現れる少女が来ると予見にあった通りね。でも来たのは男の子のようだけど」
「あの、占い師さん。どうですかそれを見て」
「ええ。ああ、占いだったわね。えーっと」
と、セルフィはガラス球を撫でまわすなどして占いをしている風を装うが、実は占いなどするまでもないことは少年も知っている。
「やれやれ。俺と先生の居場所を教えるだけでいいのにわざとらしい演技を」
と、男の声がぼやいたのが少年の頭の中で響いた。
アベルは彼の眼となり、一体化。まだ意識は残っているようである。
ここは物語冒頭よりほんの少し前の時間軸だ。
少年はここで便利屋の話を占い師から聞いて彼らを訪問した。
と、ここで少年がもっともな疑問を浮かべる。
「ねえお兄さん。よく考えたら僕、時間を超えるのは初めてだよね」
「何言ってる。何回も超えたろ?」
「いや、すごく過去には行ったけど僕が生まれる前の話。
この時間、同時に僕は二人存在しているのか、それとも……?」
「お前は唯一無二の存在だ。他の誰でもない。だからその眼を持つことを許されたんだろう。
時間軸、それを輪切りにすれば無数の"世界"が過去と未来に存在していると言い換えることも出来る。
が、お前はお前だけだ。恐らくここに来た時点で、ここにいるビビ以外のビビは消滅したはずだ」
「こ、怖ぁ……!」
「そうかな。俺は自分以外にいっぱい自分がいるほうが怖いけどな」
ミリアムが終盤急に出てきたり、いかにも重要そうに序盤の過去回で初登場したのは重要な設定があるからでした。
重要な設定とか抜きに瞬間移動が出来るキャラがいると話を進めるのに便利。




