修行
退院から、数日後...
家は、燃えてしまったので白衣さんの気遣いで 近くのアパートを借りていた時
コンコンと、誰かが来た音がした
「はい、どうぞ」
と言ってドアを開けた。
「退院おめでとう、赤星!!」
そこにはサングラスをつけてる白衣さんの姿があった。
「わざわざ、ありがとうございます...」
そういうと俺は、軽くお辞儀をした。
「さて、いきなりですまないが本題に入らせて貰うよ。」
そう言って白衣さんは、サングラスを外して真剣な眼差しでこちらを見た。
「優斗君、君は残り一ヶ月でダークヒーローの組織にに入学する訳だがそのための修行の内容を作ってきた。」
そう言われて改めてこれは現実なんだなと思い知らされた。
「ありがとうございます...」
俺は、まだ少しの迷いがあった
実は、内心まだあの時のことがフラッシュバックしてしまうのだ...
そんなことを考えていると。
「内容は、これだ。」
そう言って、白衣さんは自分の糸で作った人形を渡してきた。
見た目は、ただのくまのぬいぐるみだな。
「これなんですか?」
と俺が首を傾げると。
「これはね、君が入学するギリギリの実力が出せる用に作った代物でね。君は残りの1ヶ月間、この人形を破壊することを目標にしてみよう。」
と白衣さんは気さくな話し方で言ってくれた。
「え、いやいやいきなり白ランクの人の能力と戦えと言われても!」
「安心しな、ちゃんと”勝てる”レベルにはしてある!」
「そこまで言うなら、わかりました」
と俺は頷いた。
「能力は、発動できそうかい?」
「はい。」
「では、実際に見せてもらうことはできるかな?」
「はい。」
そう言って俺は、深く深呼吸をした。
家族の死体を想像した...
すると、赤く透き通る炎が俺の手から出た...
白衣さんは、その燃え盛る火を見てどこか悲しげな感じだった。
「では、君をそこら辺の草原にワープさせるね!!」
その瞬間俺は、まじで草原にいた
ワープって存在するんだなー
てか、糸の力でワープってどんな原理だよ
「 さて、準備はできているかな?」
「はい!」
「では、”試練”を始めよう』
白衣さんがそう言うと、くまのぬいぐるみが動き出し殴りかかってきた。
俺は、拳に炎を纏わせてくまのぬいぐるみの腹の部分を思いっきり殴った!!
「まじかよ、何でこいつ無傷なんだよ」
俺は自分が言葉を発していることすら気づかないほどに驚いていた。
「遠距離攻撃をしてみたらどうかな?」
と白衣さんがアドバイスしてくれた。
俺は、すぐさま炎をアニメでよく見る火の弓矢のイメージを作り人差し指サイズの火の矢を上に放ち人形に放った!!
グサッ!
音がした瞬間、人形に数本が刺さり燃えていた!!
しかし、すぐに消えてしまった。
「クソッ、ならは同じ箇所を狙うまで!!」
そう言って何度も死体を思い出し、炎を作り弓矢をイメージして放ち続けた!!
それから、何時間たっただどうか
俺の体力は限界を迎えていた
あれからも俺はひたすらに打ち、殴るを繰り返したがくまのぬいぐるみは無傷だった。
「今日はここまでにしよう。初日にしてはなかなかいい方だったよ
やはり君には素質がある。あと、明日からはぬいぐるみに攻撃もさせるから。」
白衣さんは、そういうとワープ野準備をした。
「はい」
俺はそう返事をしてぶっ倒れた
 




