格の差
ドン、ドン、ドン、と心臓の鼓動が体中に鳴り響いていた。
ついに、今日入学試験の時が来た。
果たして、今の俺で合格できるのか...
桜の花弁が舞う
美しい学校だな
それにしても、白衣さんは、心配ないと言っていたが本当かな?
ドン!
そんなことを考えていたから、人にぶつかってしまった
「あ、すみません。」
俺は、軽く頭を下げた
「次からは、気をつけろよ」
来て早々、印象悪くしちゃったな
それにしても人多いいな...
「これより、入学試験を開始する!!」
と強面の先生が言った
一気に場の雰囲気が変わった。
「かくじ、今から配られる番号の列にいけ!!」
そういうと、空から紙が降ってきた。
しっかりと、俺の手に乗ってくれるんだなー
俺は、3番か
列は、見たところ10はあるな
「はーい、三番の人ですね。お預かりしました。こちらの番号が書いてある鉢巻を腕につけてくださいね。」
255番か
まだまだ後だし、他の人のでも観にいこっと。
俺は、試験会場になるコロシアム(みたいなやつ)に向かった
とりま、近くの席に座った。
「試験番号1番、青雲 冷。」
「はい」
あれ?今強面の先生に呼ばれた人、あの人さっき俺がぶつかった人じゃね?
「ルールは、目の前にいるゴーレムを撃破すること。それでは、はじめ!!」
シュ!!
その間僅か一秒にも満たない時間で、ゴーレムは氷を氷柱で粉々になっていた