エピローグ
10年前、太陽系外の探査から帰ってきた宇宙飛行士達はある物を見つけた
宇宙から持ち帰った無人の異星人の宇宙船だった、しかも三隻もだ
この頃から、宇宙船に残された異星人のテクノロジーを使った
新兵器(通称変身システム)や怪人変化装置が作られ使われ始めた
人為的なモノか科学者のミスかは真相は定かではないが
突如宇宙船の装置が暴走した
そして現代世界は異世界へと繋がった
廃棄された三隻の宇宙船の中に異世界へとつながる時空の裂け目が出来た
以外にも異世界の人間達とはすぐに交渉を成立させ平和条約が結ばれ交易などの国交が始まった
しかし、急激な変化に世界はついてこれず
異世界のモンスターが暴れ、魔法や超能力を己の欲望のために行使する者が後を絶たず
反政府組織(悪の組織)の乱立、それによる軍隊や警察組織の弱体化もあり
それによる世界的な治安の悪化が著しかった
そして、ヒーローが誕生した
世界各国はこの事態に対処するために
国連組織「英雄の光」(ヒーローライトニング)を立ち上げた
所属するヒーローには魔法や異星人の超兵器を使う許可を与えるための公的機関
ま、やってることはお金を払って警察の代わりの治安維持活動
要は公務員傭兵みたいなもんだ
でもまぁ、そんなでも人々には希望に写ったのだ
人々はヒーローブーム、ヒーローを賞賛し支持する声が鳴りやまなかった
そんな世界の中で俺は悪の組織の怪人だった