開店1日目
読んで見て
「この子はどうしたんですか⁉︎1人は寂しいからって誘拐は犯罪ですよ!」
リアーナはアンジェロの肩に手を置きながら言った。
「誘拐なんかしてねぇ〜よ!押し入れの中に居たんだよ、ナロコって言うグループに追われてるみたいでかくまったんだ。」
リアーナはアンジェロを見ながら考えて言った。
「それならここで一緒に餃子を作ってもらいましょう!人手は多い方がいいですし!」
「何言ってんだ!これ以上問題を増やしてどうする!」
「この子をこのまま追い出す気ですか?人としてどうかしてます!」
そんな事を言われ何も言い返せなかった。オレはアンジェロをしばらく見て一緒に働く事を許可した。
「さて、明日からお店の開店です!今日は試作をして行きましょう!」
餃子の事になるとリアーナはいつもよりテンションが高くなる。材料は用意してくれていたみたいだ。
オレは黙々と餃子を包んでいく。料理は苦手では無くて良かった。隣では包むのに苦戦しているアンジェロがいる餃子を知らないから仕方がないか、その隣ではまるで機械のように餃子を包んでいくリアーナがいた。
包み終わるとオレは《神器》を取り出し餃子を焼いていった。
「焼けたぞ〜」
オレは2人に声をかけ、餃子を食べた。
ん?なにこれ!めっちゃうまい!
「オレのクソ神器も役に立つ時もあるんだな」
試作が終わる頃にはリアーナも薄くなり始めていた。
開店1日目
お昼頃にお店を開いた。しばらくすると、お客さんが来た。
「いらっしゃいませ!」
バタンッ!店を閉めると俺は倒れた。
「1日目でどんだけ客来るんだよ、もう無理だ〜!日本に返してくれ〜!」
オレの店は思っていたよりも人気が出てしまった。
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