「 」言いたくて
いつの間にか追いかけていた
君だけを
隣に居るのが日常
でも君の瞳が追いかけるのは俺じゃない
こっちを向いた暖かい瞳
穏やかな瞳
安心しきっている君を
時々困らせたくなってしまう
君を見ない彼
彼を見つめる君
交わらない視線
心のままに
子供の頃は簡単だった
伝えていた言葉達
今は簡単じゃなくて…
君を見つめる俺
俺を見る君
交わる視線
俺の熱に君は気付かない
側に居たい君の側に
だから言えなかった
たった一言「君が好き」
思いを込めて
その一言を君に