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a Lotus thief  作者: 刻埜
本編
1/15

巷で噂の怪盗様

                花咲はなさき れん



「大丈夫です。我々が、必ず捕まえてみせますから。」


           今宵、貴方様がお持ちの『紫水晶(アメジスト)をあしらった手鏡』を、頂きに参上致します



「居たぞぉおおお!」

「何してる!早く回り込めぇえええ!!」



          それは、元より我が家宝

          貴方様がお持ちする様な代物では在りません


「警部!手鏡が在りません!!」

「な!?一体、何時盗られたんだ!!」

「判りません!回り一体我々が囲んでいたのに……」



          空の黄水晶(シトリン)が煌めく頃、蓮華の華とともに参ります



「これだけ人数が居て、何で盗人一人捕まえられないんだ!」



          努努(ゆめゆめ)、油断召されぬよう


                  Lotus


「……現代版、怪盗二十面相‥て、所ですかね。」

「近江ぃいいいい!呑気に言ってんじゃねぇ!!追跡しねぇかぁあああ!!」

「……部長、煩いですよ。それに、追跡なんて出来ませんよ。相手はもう、空の彼方です。」



このご時世に、律儀にも予告状を送りその予告通りに現れ、何十もの警察を欺き華麗に美品を盗む者が居た。


それはさながら、『怪盗二十面相』や『ル●ン三世』等の小説や漫画のように、鮮やかな手口だった。


警察の誰もが、その盗み人を目にすることは無く、また、誰ひとり傷付けずに瞬く間に美品諸とも消えてしまう。


『Lotus』と言うカードだけを美品の在った場所に置き……

紙面を賑わす盗み人は巷で『怪盗ロータス』と呼ばれていた。





a Lotus thief


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