~俺の名前は~
なんと記憶喪失だった主人公。
そして名前も思い出せなく、このままでは不便ということでトランプで名前を決めることに!?
主人公の名前は何になるのか...
色々なものが待ち受ける異世界転生ラブコメディー第3話!
「持ってきましたよー。」
彼女はまるで子供のように楽しそうにトランプを持ってきた。
「ありがとうございます。」
「じゃあ、さっそくやりましょうか。」
彼女はニコニコしながらトランプから必要なものを出し、
俺の前に持ってきた。
「はい、どうぞ!」
「すいません、固定器具を外してくれませんか?動けないので。」
「あぁ、すいません!すぐ外します!」
カチャカチャ
固定器具を外す音が聞こえる。
これが外されたら俺の名前を決めるのか...
なんか簡単に名前が決まっちゃうのか...
もともとの名前って何だったんだろう...
そんなことを考えていると固定器具が外された。
「はい、外れましたよー。」
「ありがとうございます。」
「じゃあ、やりましょうか。」
「はい。」
彼女は俺の返事を聞くとともにトランプを目の前に出してきた。
「はいっ、この中から好きなの一枚ひいちゃってください!」
あぁ、これで俺の名前が決まる。
割と重要なことがすぐに決まる。
めちゃくちゃ迷う...
「そんな迷わなくても、まぁ、自分の名前が決まるんだもんね。そりゃあ迷うか。」
「決めました。これにします!」
俺は引いたトランプをおそるおそる見る。
そのトランプには道化師のようなものが見える。
「ジョーカーだ。」
「そうですね。じゃあ、これからよろしくお願いしますね、ジョーカーさん。」
「はい、よろしくお願いします。花園ゆいさん。」
「あぁ、ゆいでいいですよ。」
「そうですか、じゃあ、僕もジョーカーでいいですよ。」
「はい、わかりました。」
こうして俺のジョーカーとしての人生が始まった。
どうも、葵 -aoi- です。
まずは、この作品を見つけ、読んでくださりありがとうございます。
今回も第2話と同じように少し短いものになってしまいました。
でも、今回で名前が決まったのでこれからどんどん物語が進んでいくと思います。
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