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13.戦の準備

そろそろヤバそうな雰囲気になってきた。元将軍なので、こういう空気はなんとなくわかる。頃合いと見て、商業ギルドに出かけ。食料品と武器を売る。


引っ張っても、これ以上の値上げはないだろう。馬車に積んでいた荷物に加え、盗賊のところで手に入れた食料と酒と武器も売り払う。馬車の荷物は多少損になってしまったが、荷物が残ると撤退しづらいので、ここが売り時。盗賊の賞金と戦利品で収支は大幅プラスだしね。


さて、普通の商人ならここで逃げるのが正解なんだが。


念のため、傭兵ギルドで賞金首の確認をする。


アゴダ・パミロス 隣国カロスの将軍 武闘派  賞金7万5千

サレナ・ドルガス 隣国カロスの部隊長 武闘派 賞金2万5千

オゴタ・サルーカ 隣国カロスの新王 傀儡   賞金2万3千


なるほど、傀儡の王を立てたのか。これは傀儡の王を倒しても止まらない。むしろ、王の敵とか言って勢いづく。将軍を倒さないとだめそうだな。


迷っていたら。懐かしい顔に出会った。我々三人を村から連れ出した、ヴァル・ダリ。今は3等士長だそうだ。「お主、腕がたったな」。あ、憶えてたか。


「防衛戦の人手が圧倒的に足りないのだ」と、誘われたのだが。商業ギルドの人間を強制徴募する権利は軍には無い。断れるのだが。どうしよう。


他人から見たら命の安売りなんだろうが。死んでも次があるので、他の者より執着が薄い。少し考えてから了解した。


ただ、こちらは商人。口約束で済ます気はない。


ここの防衛だけ。破られたら撤退自由。敵兵からの鹵獲品は自由にして良い。賞金首の分前は単独なら全額、共同撃破なら頭割り。連携訓練を受けてないので、原則として遊撃。という条件で傭兵ギルドと商業ギルドを通して臨時契約した。


武器は両手剣と盗賊から頂いて売らずに残しておいた槍。これを残した時点で、参戦の予感があったんだろうな。念の為、遺書を書いて商業ギルドに預けておく。


ま、死ぬ気はまったく無いので。割符とか貴重品はアイテムボックスの中。そういや、アキラの場合は、転生したらアイテムボックスの中身は持ち越せなかった。とか、言ってたな。ただ、私の場合は記憶を持ち越してるので、アイテムボックスにも可能性があるかも。


3等士長≒准尉くらい。下っ端からなので大出世

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