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最果ての結び  作者: 沙紀
最果ての
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Ⅱ 目覚めの瞬間

某ピクシブでイメージイラストでもあげようかなと思って結局めんどくさがってる沙紀ですこんにちは。



 -もう何度目かはわからない-



 目が覚めたのは、明るい光が目に眩しい、ひんやりとした空気が漂う電車内。

(ヤバい、寝過ごしちったか?くそ)

 頭を乱雑に掻き乱しながら右隣を見ると、そこには未だに夢の中にいる兄の姿があった。兄の姿が、見えた。

「…は?」

 何が起こっているのだかわからない。なぜ見えるんだ。いや、そんなことよりまずは電車から降りなければ。右を向き、口を開けて寝ている兄を揺さぶる。

「んあ…。はっ、ごめんね柑梛。降りなきゃね」

 手を繋ぎ、ゆっくり電車から降りる。すると、弾かれたように電車が走り出した。繋いでいた手を振りほどき、柑梛は悠義を見る。驚きながら振り返る悠義だったが、その表情からさらに目を見開いた。

「右目、見えるの?」

 そこで初めて、自分は右目でしか兄の姿を捉えていないこと、つまり左目は見えないことに気がついた。ピンで留めていた髪が、左目を覆うのを肌で感じる。

 兄がなぜ右目が見えるとわかったのかといえば、見えなくなってから瞼を開くことがなかったからだろう。

「見えてる。兄貴が。なんでか知んねぇけど」

「うーん、なんでだろ~。とりあえず病院行くためにも家に帰ろうか。片目見えてても危ないから手は繋いどこうね」

 こういうとき、少し軽い口調で言うのは兄の悪い癖だ。明るく接してくれていると言われればそれまでだが。なんだかんだ言うが今は指示に従うべきだと判断する。

 再び手を繋いで歩き出したそのとき、

「久しぶりの、お仕事なのです♪」

と、可愛らしい声が聞こえた。下から聞こえたので視線を落とすと、10歳前後の少女か少年か定かでない(服装を含める)子供がニコッと笑っていた。

文章力ある方だと思っていた自分が恥ずかしいですね。

次回の更新も早めに行うので楽しみにしないでください。

堅苦しい後書き苦手なんです何が悪いんですk(((

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