第1話 転生と確認
主人公視点
急に真っ暗になったと思ったらすぐに草原と泉が見えた。そのあと凄まじい頭痛がしてまた僕の視界は暗転した。
今度こそ起きて冷静に考えれるようになってから現状を理解した。どうやら強制的にマザースライムの今までの記憶を流されているみたいだった。もう二度と味わいたくない頭痛と引き換えに今の僕に必要な情報はそれなりに集めることができた
・僕がいる場所は凄く広い森の結構奥にある泉。しかもここは魔物も動物も争わない安全地帯。
何でそんなに安全なのかなんてスライムの知識にはないから知らない。とりあえずここは安全、それが分かれば十分だ
・スライムは周りから魔素っていう不思議なものを吸うだけで生きていける。でも食べることで満足感?みたいなのが得られるから機会があれば食事もする。
食べるっていう行為は娯楽の一種みたい。こんな生き物だから補食することにこだわらないし、スライムは不味いのか他の生き物も積極的に狩ろうとしない。その結果穏やかな性格になってレベルも上げようなんてしないらしい。
・毒は効かない。スライムは腐った死体や毒のある魔物の死体すら食べる。むしろ個体によっては毒があるものを好んで食べるやつもいたみたい。
まぁそんなもの食べるのに毒が効いたらヤバいよね。僕も何に毒が入ってるかなんて知らないから良かった、これで間違えて毒でポックリ、なんて心配はなくなった
・スライムは自分の周囲の魔素を使って視覚とかを擬似的に再現している。まぁスライムって水の塊のなかに核があるだけだからね。それを魔素っていう不思議なやつ使って補ってるんだね。
それにしても魔素って食事にも擬似的感覚作りにも使えて便利なものだよね
・人間の住む街の場所は分からない。マザースライムは森から出たことがなかったみたいだ。でもそれなりに人間を森の中で見てたみたいなので、街は森からそんなに離れてないのではないだろうか?
スライムは睡眠をとらない。ただ、体力が無限にあるわけではないので、安全な場所があればそこで立ち止まって休憩するらしい。
分かったことはこのくらいか
考えすぎて精神的につかれたわ。まだ昼前だけど休憩するか、本当にここ安全みたいだし。実はさっきから近くに禍々しい見た目の猿?がいるんだよね。のんきに水飲んで僕のこと無視してるけど
魔物ってやつかな?まぁいいや、安全なら休憩してそれからレベ上げだ!
主人公一歩も動かず(笑)