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第22話 とある日のお話

ランクについて

F-~A+→S→SS→SSSの順に強くなります

これはある日のこと、僕がミロクから幻獣の特性として転生することを聞いてから数日後のお話です。僕はミロクの前世がどんな感じだったかを聞きました。



「ねぇ、ミロクは今のミロクになる前はどんな感じだったの?」


〝転生前の話か?詳しく話すと長くなるから、簡単に話すぞ?〟


〝最初は自分の強大な力に溺れて暴れ回っておったのぅ、若気の至りというやつじゃな。ニンゲンたちの間では邪神の使いなどと呼ばれたりもしたのぅ、稀に信仰してくる変な輩もおったが……。坊は最初の儂のように力に溺れたりするのではないぞ?〟


「は~い。でもミロクでも力に溺れるだなんてあったんだね?落ち着いてるイメージが強いから何か意外」


〝儂もモンスターじゃからのぅ、もとは攻撃的な性格であったし、落ち着くには時間がかかったわい〟


〝次に1度目の転生だのぅ。その時はただ破壊するのには飽きてしまって、ニンゲンのいない『魔の大陸』というところで寿命まで力試しをしておったな。最期の時に偶然モンスターに見つかって殺されてしまったがのぅ〟


………いくら最期の瞬間でもミロクを殺すって、そのモンスターはどんな奴だったんでしょうか?ミロクと自分から戦おうとかバカかよっぽどの強者だったのでしょうか?


〝ちなみにそのモンスターは儂を殺して得た経験値でランクSSSになったようでのぅ、力に溺れて他の幻獣にまで喧嘩をうって簡単に返り討ちにあったようじゃ。あとで知り合いの龍の幻獣が教えてくれたぞ〟


あ、ただの大バカでしたか、調子に乗ると痛い目にあう良い教訓ですね。僕はそいつみたいにならないよう気をつけましょう。そしてSSSを簡単に倒す幻獣のチートぶりは恐ろしいです。


〝で、2度目の転生では世界中を旅して周ったのぅ。その時にニンゲンで仲良くなった変わり者がおってのぅ、そやつにミロクという名前をもらったのじゃよ。〟


「ミロクってニンゲンに名付けられたの!?その名付けた人ってどんな感じの人だったの?」


〝名前はリックとか言って、確かニホン?とかいうとこから来たらしく、珍しい黒髪の男でな、バカなのか賢いのかよく分からない不思議な奴だったのぅ〟


……oh、それって転移者というやつではないでしょうか?しかも僕と同郷。そしてリックじゃなくて陸だろうな。さすがにもう生きてないよな。僕みたいに転生した人とかもいるのでしょうか?平和的に話せるひとがいたら話したいですね。それ以外はノーサンキューで。


「ソウナンダー、イイ人だったなら会ってみたかったな~」


〝あぁ、良い奴だったぞ。もうさすがに寿命で死んどるから会えんが、坊もいつかそんな奴に会えるかも知れんからのぅ、長生きしとると面白いことがあるから坊も長生きしないとな〟


〝そして今生じゃが、特にやることも無いからこの場所で隠居しておる。たまに知り合いの幻獣と話をしに出かけることもあったが、もう数十年はしてないのぅ〟


「話してくれてありがとう!僕もいつかは世界中旅してみたいな。その時はミロクも一緒に行こうね!」



〝……坊と旅か、それは楽しそうじゃのぅ。ではどこにでも一緒に行けるよう、訓練もしっかりしないとな。頑張って強くなるのじゃぞ?〟






こうしてとある日の平和な時間は過ぎていった。この後スパルタ訓練があるのはいつもの流れである。



会話ばっかりで書くの疲れたw



明日はたまってる本読みたいから更新休むかも

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