第19話 助かりました!
次も今日中に投稿できるかな?
……………僕は何していたのでしょうか?あぁ、そうです。川を流れて滝から落ちたのでした。今は水に浮かんでいるようです。流れは特にないようです。これなら頑張れば陸に上がれるでしょうか?
何とか陸まで上がれました。少しだけ休みます。精神的に疲労が凄いので休みたいです。
おはようございます、皆さん。現在、僕はデカくて毛深い鹿?みたいなモンスターに咥えられて運ばれています。僕も最初驚きましたがすぐ落ち着きました。何か敵意とかは全く感じられず、純粋な厚意とか慈愛みたいな感情が伝わってくるんです。
害は無さそうなのでこの場所のこととか鹿さんの見た目のことを説明しましょう。
まず場所です。最初は滝の水が溜まっている水場以外は周りは蔦や苔が生えている岩壁しかない秘境のようなとこだったんですけど、今はもっと神秘的な鍾乳洞?にいます。周りはヒカリゴケがあるためそんなに暗くありません。
次に鹿さんですが、体長は2.5m以上はあるのではないでしょうか?毛の色は黄緑っぽくて、額のところに赤色の菱形の宝石みたいなものが埋まっています。………oh、今『魔力察知』してみたのですが、僕の感知できる範囲はこの鹿さんの魔力で一杯です。ちなみに僕の感知できる範囲は1㎞くらいです。もし普段こんな場所見つけたら全力で回れ右して逃走するようなところです。
〝…………そろそろ良いかな?小さきものよ〟
!?心に直接声が聴こえた!ここには僕とあと1人(?)しかいないし、この鹿が言ったんだよな?
〝驚かせてしまったか、すまないのぅ。ちょっと待っておれ、もうすぐ儂の寝床にしとる場所に着くからのぅ〟
転生して初めて意味の通じる言葉を聞いて驚いたけど、待てと言われたので待ちましょう。どうせ僕は今咥えられていて何も出来ません。せいぜいゆっくりさせていただきますか。
初めて会話できる相手出しました!人外だけどな!(笑)
会話文って苦手なので変だと思っても許して下さい。