第8話 スキル検証と狩り
主人公たちの名前、もう適当でいいかな?
皆さんこんばんは。現在は前世の夜10時頃くらいだと思います。感覚的なものなので正確ではありませんが多分そのくらいの時間です。
そういえば僕は『夜目』みたいなスキルは無いけど夜も普通に視えるんです。実際に目で視るのではなく、魔素なる不思議物質を使ってるからですかね?
さて、僕が今何をしているかっていうと、狩りです。もちろん食料調達だけが目的では御座いません。スキルの『隠密』と『魔力遮断』の訓練が一応メインの目的です。
しかし、この『魔力遮断』って発動しているのでしょうか?僕は魔力が何なのか分かってませんし、もちろん見えていません。スライムの主食である魔素ですら見ることも出来ていないのですが、魔素と魔力は違うのでしょうか?まぁ分からないので仕方ありません。発動出来ていると信じて訓練を再開しましょう。
お、さっそく角が生えたウサギが餌の木の実に近づいて来ましたよ。こいつは五感が優れているのか、結構な確率で逃げられてしまうんですよね。さて、ウサギ擬きが餌に食いつきました。あとは僕が上から落ちるだけです。
……ピョーン!
お?少し耳が動きましたが今までよりも反応するのが遅いです。これならこのウサギ擬きもこれからは滅多に仕留め損ねることはなくなるのではないでしょうか?
実はこのお肉、結構美味しいんですよね。あの熊肉も美味しかったのですがそうそう食べれるようなものじゃないですし、熊はしっかりした歯ごたえ?溶かしごたえ?なのに対し、ウサギ肉は柔らかい感じで、さらに比較的簡単に手に入るのでお気に入りなんです。
この調子なら今夜はお肉のストックが沢山手に入りそうですね。場所を移動しつつ今日は徹夜で狩りをしましょう!僕には亜空間があるし、中に入れたものって時間が止まってるのか腐らないんですよね。持ち運びに不便しないし、保存も効く本当に便利なスキルです。
今回の話、主人公のお肉評論にしか見えなくなってきた(笑)