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第八十八話

 焼き鳥のいい匂いが路地に広がる。

 学校帰りの子どもたちの腹に響くようだ。

「あーあ、食べたいなあ」

「だけど、金もないしなあ」

 店先で焼き鳥屋の親父が団扇で扇ぐ。

「それをされるとなあ」

 そうとは知らず買いに来た。

「スキミを二十本、ネギ皮を十本ください」

 その中に回覧板の少年がいた。

「食べるか」

 周りが激しく頷く。

「親父さん、五人に一本ずつ。ちょっとだけだ」

「わーい。ありがとうございます」

 

 お友達がいっぱいできた。

 

 


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