表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/612

第八十二話

 朝から孫がやって来た。

「今日は勉強をしようかね」

「うん、やるやる」

 誰も入学前は勉強が大好きなのに、入った途端嫌いになるのはなぜだ。

「じゃ、たし算の問題だぞ」

「できるよ」

「三たす二は」

「簡単だよ」

 と言いつつ手の指を数える孫。

「五」

「正解」

 そこで意地悪く指で足りない問題を。

「五たす八は」

 すると、私の裸足に鋭い視線。

 頭は振り子状態。

「十三」

「大正解」


 勉強を教えられるのはあと数年だな。

 娘の時もそうだった。

 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ