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第七十一話
朝からこの年齢になって鼻血だ。
「やだあ、あなた鼻血なの?」
早速血圧計を持ってきて計る家内。
「あら、高くないわね」
「うん、どうしてかなあ」
「鼻をほじってたの?」
「そんなことしてない!」
笑いながら血圧計をしまう家内。
そこへ宅配業者がやって来た。
ティッシュを詰めた鼻に驚きながら荷物を渡す業者。
良く見ると春画の本だ。
そうだ、注文したんだったな。
何だかばつが悪い。
歌麿だぞ!
北斎だぞ!
その鼻血じゃないってば!
朝からこの年齢になって鼻血だ。
「やだあ、あなた鼻血なの?」
早速血圧計を持ってきて計る家内。
「あら、高くないわね」
「うん、どうしてかなあ」
「鼻をほじってたの?」
「そんなことしてない!」
笑いながら血圧計をしまう家内。
そこへ宅配業者がやって来た。
ティッシュを詰めた鼻に驚きながら荷物を渡す業者。
良く見ると春画の本だ。
そうだ、注文したんだったな。
何だかばつが悪い。
歌麿だぞ!
北斎だぞ!
その鼻血じゃないってば!
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