前へ目次 次へ 7/612 第七話 今日は久しぶりの同窓会。 「おー、もう五十年ぶりか」 「まだ髪はあるか?」 「ああ、波平ぐらいだがな」 団塊の世代の集まりにみんな童心に帰る。 「あれは、美代ちゃんじゃないか」 「相変わらずいい女だな」 「あ、また、吾朗が近寄ってるぞ」 「懲りないなあ」 すると、吾朗が手招きをする。 「彼女一人なんだって」 「そうなの、主人が五年前に亡くなって」 寂しい話だ。 帰りに寿司を買う。 三段腹の家内はお帰りの言葉の前に寿司を取る。