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第六十二話

 ほいほいっと雑草を運ぶ。

 今日は朝から草むしり。

 あららアマガエル。

 慌てて逃げている。

 何となく追いかけたい気分。

 じわっと眺めているとぴょんと跳んでチューリップの花に。

「あら、ひょっとしてあなたは魔法にかけられた王子様とかって言うんじゃないの」

 イケメンになるかもしれない。

 ついいつもの空想癖が。

 そこで夫にひょっとしたらと話す。


「親指姫かもしれんな。売れるぞ!」


 そうね、稼いでもらうって手もあるわね。

 やーね。

 

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