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第六百十一話
柱時計が8時を知らせる。
実家にあった柱時計。
父も母もいなくなり、これだけは処分できなかった。
どうして、こんなに簡単な作りなのに壊れないのかしら
私が生まれたときに祖父が買ってくれたそうな。
ということは、この時計も70歳。
あら、すごい。
「腕時計が止まっちゃった」
「電池を変えてもらうわ」
「でも、時計の修理ができる店がなくなったよ」
「困るー」
「これは結納でもらったな」
私もあの頃は電池が切れてなかったわね。
柱時計が8時を知らせる。
実家にあった柱時計。
父も母もいなくなり、これだけは処分できなかった。
どうして、こんなに簡単な作りなのに壊れないのかしら
私が生まれたときに祖父が買ってくれたそうな。
ということは、この時計も70歳。
あら、すごい。
「腕時計が止まっちゃった」
「電池を変えてもらうわ」
「でも、時計の修理ができる店がなくなったよ」
「困るー」
「これは結納でもらったな」
私もあの頃は電池が切れてなかったわね。
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