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第六百八話
梅雨、洗濯物が部屋にズラリ。
二人暮らしなのに、タオルが床屋さんほどある。
「ああ、暑い暑い」
犯人はいた。
「ねえ、一回拭いたくらいで洗濯機に入れないで」
「では、何回ならいいの」
「そうではなくて」
「あのね、さっぱりするために体を拭くんだよ」
「そうだけど」
「ほら、汗のついたところで拭いても気分はすっきりするかい?」
なんだか負けそうな気分。
「氷食べようっと」
「ぼくにも」
「これが最後」
「じゃんけんだよ」
やだ。
梅雨、洗濯物が部屋にズラリ。
二人暮らしなのに、タオルが床屋さんほどある。
「ああ、暑い暑い」
犯人はいた。
「ねえ、一回拭いたくらいで洗濯機に入れないで」
「では、何回ならいいの」
「そうではなくて」
「あのね、さっぱりするために体を拭くんだよ」
「そうだけど」
「ほら、汗のついたところで拭いても気分はすっきりするかい?」
なんだか負けそうな気分。
「氷食べようっと」
「ぼくにも」
「これが最後」
「じゃんけんだよ」
やだ。
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