60/612
第六十話
朝からバタバタ走る音。
「おじいちゃん、僕だよ」
言わなくても分かる。
可愛い足音は孫だ。
「どこにいるの?」
「トイレだよ」
と答える暇もなく戸を開けられた。
「おはよう」
「おはよう。でも、恥ずかしいから閉めといて」
「出た?」
「だから閉めて」
「僕、どっさり出たよ」
「ふーん、閉めて」
「こーんなに」
手で表さなくていいから。
「じん君、シュークリームがあるわよ~」
「はーい!」
おい、だから閉めてって言ってるじゃないか!
朝からバタバタ走る音。
「おじいちゃん、僕だよ」
言わなくても分かる。
可愛い足音は孫だ。
「どこにいるの?」
「トイレだよ」
と答える暇もなく戸を開けられた。
「おはよう」
「おはよう。でも、恥ずかしいから閉めといて」
「出た?」
「だから閉めて」
「僕、どっさり出たよ」
「ふーん、閉めて」
「こーんなに」
手で表さなくていいから。
「じん君、シュークリームがあるわよ~」
「はーい!」
おい、だから閉めてって言ってるじゃないか!
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。