前へ目次 次へ 6/612 第六話 散歩から帰り、冷えた缶ビールをプシュッと開けると、ソファで家内がもう赤い顔。 「あれ飲んでるの?」 「ええお隣の奥さんがお土産の梅酒をくれたのよ~」 「ふーん」 「あら、あなた、その高いビール飲むの?」 「別にどのビールを飲んだっていいだろ」 「いいわよ~、でも、私はいつも発泡酒だけど」 「それがどうした」 「いいのよ~、私は安いのであなたさえ高いビールをお飲みになったら」 そう言いながら土産の梅酒を一人占めかよ。