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第五百九十一話
いつの間にか夏日の暑さになった。
元気も出ないよなあ。
「あなた、今日はうなぎを食べない」
「豪華じゃないか」
「ええ、冷蔵庫から出てきたの」
「え? 出てきたって」
「気にしないで令和よ」
「いや、そういわれても」
「冷凍庫で底にあったから忘れてたの」
「そうか」
初めのうれしい気持ちがどんどん消える。
「それに冷酒もある」
「そんなものあったの?」
「ええ、押し入れに」
「それはいつのもの?」
「これは平成よ」
食欲が消える。
いつの間にか夏日の暑さになった。
元気も出ないよなあ。
「あなた、今日はうなぎを食べない」
「豪華じゃないか」
「ええ、冷蔵庫から出てきたの」
「え? 出てきたって」
「気にしないで令和よ」
「いや、そういわれても」
「冷凍庫で底にあったから忘れてたの」
「そうか」
初めのうれしい気持ちがどんどん消える。
「それに冷酒もある」
「そんなものあったの?」
「ええ、押し入れに」
「それはいつのもの?」
「これは平成よ」
食欲が消える。