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第五百八十七話

 だから言ったじゃないの。

 妻が言うセリフが僕にはわかる。

「天気予報で午後は雨が降るって。傘を持って行って」

「いいよ、すぐに帰るし」

 午後から雨のはずが十時から降り出した。

 持ってくればよかったなあ。

 仕方ない。

 コーヒーでも飲みながらやむのを待とう。

 すると、カフェには見た顔が。

「あら、あなた」

「どうしてここに」

「血圧の薬をもらいに病院へ行ったら、雨降ってきちゃった」

「傘は?」

 肩をすくめる妻。

 似た者同士だな。


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― 新着の感想 ―
[一言] 第五百八十七話 拝読しました。 私達の年代は、「天気予報は当たらない」という妙な観念が染み付いていますね。
[一言] 587話 ホント、夫婦って似て来ますよね。
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