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第五百八十五話
今日はちょっと歌ってみるか。
おもむろに窓も閉めて懐かしい歌本を出す。
昭和の歌謡曲だ。
フランク永井にするか、裕次郎がいいかな。
うーん、バーブ佐竹か、菅原洋一だな。
「えへん」
すると、突然妻がドアを開ける。
「何やってるのよ。部屋を換気しないと。窓を開けて」
「いいよ」
「そんなこと言って忘れるから」
窓を全部開放。
歌本を手にした僕を見る。
「あら、ごめんなさい。歌うの?」
全部窓を閉める妻。
なんだか傷ついたなあ。
今日はちょっと歌ってみるか。
おもむろに窓も閉めて懐かしい歌本を出す。
昭和の歌謡曲だ。
フランク永井にするか、裕次郎がいいかな。
うーん、バーブ佐竹か、菅原洋一だな。
「えへん」
すると、突然妻がドアを開ける。
「何やってるのよ。部屋を換気しないと。窓を開けて」
「いいよ」
「そんなこと言って忘れるから」
窓を全部開放。
歌本を手にした僕を見る。
「あら、ごめんなさい。歌うの?」
全部窓を閉める妻。
なんだか傷ついたなあ。