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第五百八十四話

 マスクが売り切れ。

「仕方ないわ。作るしかない」

 針箱を出して何やら作っている妻。

「マスクか?」

「そうよ」

「マスクに見えない」

「大きくしてみたの」

「いや、それは確かにマスクだけど」

「仮面舞踏会みたいでしょ」

 塗り絵作業に忙しそう。

「顔中隠すってこと?」

「そうよ、目だけ出せばいいんだから」

「ちょっと、怪しまれそうだよ」

「強そうでしょ、ウイルスも逃げるわ。ほら」

 つけた妻を見て思わず後ずさり。

 

 僕のはいらない。

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― 新着の感想 ―
[一言] 第五百八十四話 拝読しました。 ご主人が後ずさるようなマスク。 往年の某虎のマスクのレスラーみたいな感じでしょうか?
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